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プログラマーの仕事は「お客様の課題を解決することだ」に虚構を感じた話

仕事中の議論やSNSなどで、プログラマーの仕事は「お客様の課題を解決することだ」とかもうちょっと具体的に「お客様の課題を解決するサービスを提供することだ」のような言説が見聞きしたことがあります。似たようなことを私も発言したことがあるのですが、あまりよい表現ではないのではないのかなーとおもうようになりました。

背景

自分がこういったことを発言するときの背景というかステレオタイプとしては、「プログラマーはコードだけを書いていればいい」とか、そこまでいかなくても、「とある技術が、積極的に要件とマッチしていないように見えるが、ゴリ押ししてくるプログラマーがいる」とか、まぁそういったある種の独り善がりみたいなものを感じたとき。タイトルにあるような言説、プログラマーの仕事は「お客様の課題を解決することだ」みたいなことがでてきたことがあります。

「ビジネスとしてやるのだから、ユーザーが喜んでくれないと意味がないんだよ。ユーザーに使ってもらえないよ。」っていうことを伝えたいときの文句かなぁとおもっています。カンファレンスや勉強会でもよく聞く話ですし、アジャイル開発や、技術的な書籍でもこういった類いのことを読むこともしばしばあります。

ですが、本当にこれはよい表現なのでしょうか。
批判として妥当なのかを考えるときに、主語の大きさや適切な範囲の指示しているかなど、いくつか考慮すべき点が存在します。
こういったいい方は何か情報が増えているのでしょうか。つまり、示唆を与えるような情報量が含まれているのでしょうか。

ロール

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