教員不足
4月に異動して1年が経とうとしています。いろいろ考えさせられる1年でした。
4月は、御多分に洩れず?教員が1名足りない状態でのスタート。その後社会人1年目の若者が現場に翻弄され、離脱。
フォローに追われました。
来年度のスタートも、全国的な教員不足が予想され、不安です。
教員不足、教員の労働環境、給与体系について様々議論されていますが
私は教員不足の改善には労働環境の改善が必須であり、その一部として給与体系があり、
まずは仕事内容を精査し、「現場の職員を増やす」しか解決方法はない気がします。
戦力になる教員免許保持者を一朝一夕に増やすことはできませんが、
例えば新卒1年目の先生や、体調やご家庭の事情でフルで1年は負担が大きい先生、教員免許がなくても学校に関わりたい方が、
学年、または低中高に+1名ずつ専属で配置されたらいいなぁと考えています。
教員の仕事の大半は教員免許がなくてもできる仕事です。無駄な仕事をなくすことと同時に、
必要な仕事も、教員じゃなくちゃダメな仕事、子供に関われる人ならできる仕事、裏方仕事、に分けて、
2人の教員が全部一緒くたにして150%でこなしている仕事を、3人の教職員で100、せめて110、110、80%くらいに分けられたらいいです。
担任の事務処理が減ったり、子供やクラスの様子を知っている第三者と悩みを共有できたりするだけで、教員の疲労はかなり減ります。
また、現状いきなり現場に放り込まれている新卒の方は、1年かけて現場を学ぶことができます。1年見習い期間があったら、GW明けに出勤できなくなってしまった新卒の彼は、きっと子供たちに信頼される誠実な教員になれていたと思います。
1年間途中離脱者がいない、いても引き継ぎがスムーズにできる、ということは、大きな安心につながり労働環境の改善に繋がると考えます。
今現状として、専科がそのサポート的な立場も担っている部分がありますが、あくまでも片手間になってしまいます。
ちなみに現在もスクールサポートスタッフさんはいらっしゃいますが、学校に1名ほど、子供には関わらない印刷や掲示等の事務を先生方が個別に依頼します。サポートを求めなければ直接的なサポートはない状態です。(私の今の勤務校ではそうなっています)
つづきます😊