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💭.「言葉」についてぐるぐる考えた
◇「○○さんに△△って言われて傷つきました。辛いんです。」
後輩がぽろぽろ涙を流しながら話しているのを黙って見ていることしかできなかった。
後輩が涙を流すほどに傷つけられたその言葉は、
私の心に引っ掛かることのない言葉だった。
気に留めることなく流してしまう言葉だった。
凄く怖くなった。
深い深い不安の中に放りだされた、そんな気持ち。
なんてことなく言った一言で人を深く傷つけてしまうことがあるということ。
「傷ついた」と声を上げてくれる人はほとんどいない。気づけない。
今までの人生、私の言葉で、どれほどの人に傷をつけてしまってきたのだろう。
怖くて、何も話せない、と、思ってしまった。
何も言わない方がいいのかもしれない。
そしたら傷は生まれない。
私は、傷つくこと、そしてそれ以上に傷をつけるということに凄く恐怖を感じる。
もともと「話す」ことが得意でない私の中で、不安がむくむくと募っていった。
でも、たった一言の言葉で人を幸せにすることもできる。
「きょんちゃん、髪型いいね。すごいかわいい。」
バイトの先輩にバッサリと切った髪を褒められた。
その一言で、私の心は一日中ルンルンと軽やかに弾んでいた。
間違いなく、日本で一番幸せな女の子なんだと思った。
何度も何度も反芻した。
人は、たった一言で、傷もつけられるし、幸せもあげられる。
自分の言葉に覚悟を持つ。
責任を持つ。
精一杯の心を込める。
そうるすしかないと思う。
私はそうやって生きていこうと思う。
隣にいてくれる人を幸せにできる言葉は何だろう。
自分が貰ってきたお返しをするように、
ひとつひとつ贈っていきたい、そう思う。