色彩検定UC級を受検してきた話
2020年6月26日に、色彩検定UC級を受検してきました!
UC(色のユニバーサルデザイン)とは色覚の多様性に配慮した、誰もが見やすい色使いのことを指します。
カラーユニバーサルデザインという言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。
カラーユニバーサルデザインについてのあれやこれやは、もっと詳しい記事などがあると思うのでそれはググっていただくとして、ここでは純粋に色彩検定UC級の受検勉強、当日のことを中心に書いていきたいと思います!
※なお、ここでは「検定」だから受験ではなく受検の方の漢字を使っています。誤字じゃないよ!
そもそもなぜ受検しようと思ったんだい?
社内には既にUC級検定に合格した方がいて、その知識を活かしてプロジェクト内で使用している色をカラーユニバーサルデザインを意識した配色に変更されているさまを目の当たりにしたからです。
その時の私はお恥ずかしながら、カラーユニバーサルデザインにまで意識が行き届いておらず、ものすごい衝撃を受けました。
これはデザインに関わる仕事をしている上で、しっかりと学んでおきたい知識だぞ!と思った
私の勉強期間
ぶっちゃけ自分はデザイナーという職種柄、色に関する基本知識は一定あるから、そこまで勉強は大変じゃないだろうとタカをくくってました。
甘かった…!
公式テキストを数ページずつ1ヶ月ほど前から見始めてはいたものの、だんだんテキストを読むだけじゃ出題ポイントがわからんぞ、と気づき始めました。
あわてて過去問をAmazonに注文したのが6月21日。
ちゃんと勉強した! と言えるくらい時間を割き始めたのは試験1週間前から。1日だいたい1時間程度、多くて2時間程度。今思えばナメてるとしか思えない勉強時間でした…
しかし、限られた時間内だからこそ集中して勉強に取り組めたと思っています!(盛大な言い訳)
具体的な勉強方法は?
1週間しかない勉強時間に何をやったか。
まずはテキストを1回通して読みました。
ただ、このテキストの厄介なところは内容に対して太字(Bold)や下線などが一切ないため、ただ読むだけだとどこが大切なところで、試験に出てきそうな箇所(出題傾向)が全くがわからないところだと思っています。
そのため、合格を目指すためには過去問は必須!!
過去問を入手してからは、
過去問を解く
丸つけをする(採点もする)
間違っているところをテキストで復習する
ただただひたすらこれを繰り返しました。6回くらい。
なんなら試験日当日も早めに家を出て、会場のある駅構内のドトールで過去問解いてました…。(それくらい不安だった)
めちゃくちゃ王道の勉強法ですが、限られた時間内ではこの方法が最適の方法だったと思っています。
最初に過去問を解いたときの採点では140点くらいでしたが、その後回数を重ねていくにつれ、合格目安ラインの160点は軽々超えられるようになりました!
して、受検結果は?
今年の夏季UC級は、模範解答、配点発表が7月4日に、合否結果が7月21日発表とのアナウンスがありました。
7月4日の自己採点では合格ラインを上回っていたので、合否結果発表日を少し期待しながら待っていました。
結果、183点で合格!!🎉
久しぶりの受検、かつ勉強時間が限定的だったためどうなることかと思いましたが、なんとか合格できてよかったです!
ただし、受検勉強は計画的に!!!😂
UC級を勉強をしてみて得たもの
デザインを仕事にしているからこそ、色という要素についてもさまざまな人に対して、公平に受け取ってもらえるよう注意深く配慮する必要性を強く感じました。
また、ユニバーサルデザインというと、どうしても何かしらの特性を持つ方に向けてのものと思いがちだったのですが、これまであまり深く考えたことのない「目の老化」についても考えるきっかけになりました。
これから自分自身にも否が応でも訪れる老いたときの見え方について、具体的にどのように見えるのか、どんな対処方法があるのかなどを学ぶことができました。
色彩検定UC級、学んでみて本当によかったです!