夫が家事を継続するモチベーションの作り方
15秒で分かる今日のポイント
●夫が毎日コーヒーを焙煎するようになったきっかけ
●家事や育児を継続させるモチベーションを作るポイントは主に3つ
①毎回、継続的に感謝の気持ちを伝える
②感謝の気持ちは「具体的に」伝える
③できれば「あなたじゃないと」というニュアンスを込める
夫が4年続けているコーヒー焙煎
うちの夫は毎日コーヒーを焙煎します。夫が淹れるコーヒーは、お世辞抜きで絶品です。
きっかけは、夫の友達(といってもかなり年配)でした。
彼はご自宅で毎日コーヒーを焙煎していて、「妻は、普段何も褒めてくれないけど、コーヒーだけはすごく褒めてくれるんだ」と話していました。
そんな美味しいコーヒーなら一度飲んでみたいと、自宅に招待し、飲ませていただいて、びっくり!全く別モノ!すっと入ってくるすっきり感!いくら飲んでも全く胸焼けしない。
それまで、コーヒーは苦いものだと思っていましたが、よくあるコーヒーの苦味はただのえぐみで、本当のコーヒーは苦くないコクのある味わい。
「こんなコーヒー、私も毎日飲みたいなぁ」と言うと、夫もコーヒーの焙煎を始めました。
素人ながら、やはり焙煎したてのコーヒーは美味しくて「美味しい!!ぜんぜん違う!」と伝えると、それからちょこちょこと作ってくれるようになり、そのうち、会社に毎日持たせてくれるようになり、今では毎朝、食後にコーヒーを焙煎し、淹れてくれるように。
もうかれこれ4年になります。
そして、そのコーヒーを淹れる時間と飲む時間が、夫婦の癒しの時間となりました。
夫がコーヒーを焙煎する横で、私が朝食のお皿を洗いながら色々と話をします。
朝の時間は忙しいので、コーヒーを飲む時間はほんの数分ですが、大事なコミュニケーションの時間です。
でも、本人は特にいいことをしようとか、いい夫になろうとしてしているわけではなさそうです。それに夫はすごい飽き性です…
家事を継続するモチベーションはどうやって維持するか
うちの夫の飽き性ぶりはけっこうなもので、家には、捨て置かれた本格的なブツたちがたくさんあります…一眼レフのカメラ、ホームシアター用のプロジェクター、競技用の自転車、などなど…
そんな夫が毎日のコーヒー焙煎だけは欠かさない。
夫は言います。「コーヒーだけだな。俺が唯一続いてるの」(それもすごい問題だけど!)
その理由を聞くと「だってきょんが、俺が淹れるとぜんぜん違うっていうから淹れてあげないと、と思う」
夫が家事や育児をしてくれるようになったときも同じです。
継続してもらうためには感謝の気持ちやお礼の言葉を「具体的に+継続的に」伝える必要があります。
私たちもいくら食事を作るのが毎日のことだとしても、全く感謝の気持ちも感想も言われなくなると、それをずっと続けることが苦痛になってきます。
やっぱり、時には「美味しい!」といって欲しいですよね。
私が意識していることは大きく3つ。
①ちゃんと毎日お礼をいうこと「ありがとう!すごく美味しい」
あとは、②具体的に言うこと「私が淹れるとこんなに深みのある味にならない」「お店のコーヒーと違って、すっきりしてるよね」「焙煎しているときの香りだけでも、幸せな気持ちになるね」
あと、③これは本音で言っているのですが、「私が淹れるとこんなに美味しくできない」と言うので、彼は「自分が淹れなくては」と思う。
これは、「自分は必要とされている」と感じることです。つまり、「自己重要感」なのです。
「あなたじゃないと(こうはならない)」と言う気持ちをこめてお礼を言うって大事だなぁと思うコーヒーのお話でした。
そういえば、あなたじゃないと!で思い出した話がもう1つあります。
それはまた次回!