『海が走るエンドロール』1,2巻 たらちねジョン
下まつげの裏側まで、水位が上がってくる。私にも得体の知れない「波」がやってきた。本屋の試し読みを手にとって読み始めたら、第一話で主人公が言われる言葉に私も撃たれてしまう。そのままレジに持っていった。
主人公は夫を亡くしたばかりのうみ子さん65歳。彼女は映画好き。亡き夫と映画館に居るときも「あるもの」を気にしていた。久々に入った映画館で、美大の映像学科に通う学生と出会い、彼女は映画作りを始める。一話一話が長めにできているのだが、その一つ一つに胸打たれる場面があって、わたし的にはかなり濃厚。
余計なことを書いて、ネタバレやこのマンガに初めて触れる感じを邪魔したくないのでもう書くまい。何かを表現したい、そんな気持ちがあるものの、うまく昇華できていない全ての人に。
『海が走るエンドロール』1,2巻 たらちねジョン
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