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『MUJIBOOKS 人と物 6 米原万里』
表参道のFound MUJIに行ったらMUJIの本が売っていた。その他ラインナップは佐野洋子、茨木のり子、花森安治、伊丹十三など。MUJIが本を出しているなんて知らなかった。ちなみにこの本は2017年12月1日の初版。
私は米原万里の『オリガ・モリゾウナの反語法』を本当に面白い小説だと思う。そしてそのあたりのエッセイ『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』も必読。というか、彼女のエッセイが好き。幼少期をプラハで過ごし、ロシア語通訳として色々な人を見て、力技 or するりとサバイブしてきた彼女がユーモアと知性、そして風刺を交えて書く文章はスカッとした快感をくれる。
というわけでこの本を買ってみた。米原さんが愛用したもの、本人の写真やエッセイをまとめたもの。かなり読みやすい。「そうそう、米原さんのこういうところ好きだった、くすくす」とか「このエッセイ読んでないなラッキー」と思ったり。みっちりとした主食としての本を求めていると足りないだろうけど、小腹がすいてる時なんかに合う本。
MUJIはどうしてこのシリーズ本を出したかったんだろう?文化も売りたかったのかな。たしか有楽町のMUJIは結構本も取り揃えていたような。そこらへんをリサーチしてくと面白そう。
80 『MUJIBOOKS 人と物 6 米原万里』
MUJI BOOKS
https://www.muji.com/jp/mujibooks/