2020年イタリア・アンデルセン賞候補作
2020年のイタリア・アンデルセン賞の候補作(各部門3冊ずつ)が5月18日に、ようやく発表になった。ようやくというのは、例年であれば、この時期には受賞作が発表されているからだ。もちろん、新型コロナウイルス感染症拡大の影響である。
公式サイトの発表ページはこちら。
翻訳作品も選考対象になるため、毎回翻訳作品が候補作の大半を占める。
今回も、主要な賞の候補作のうち、イタリア人作家の作品は、6〜9歳対象部門(Miglior libro 6/9 anni)の "Vorrei dirti"(Cosetta Zanotti コゼッタ・ザノッティ文/Lucia Scuderi ルチア・スクデーリ絵/Fatatrac)のみ。
9〜12歳対象部門で候補に入っている、"L’occhio di vetro" はコーネル・ウールリッチの短編 "The Glass Eye" にファビアン・ネグリンが絵をつけたもので、これはちょっと読んでみたい。
ほかに、みやこしあきこさんの『よるのかえりみち』(偕成社)が絵本部門の候補に入っている。