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2024年読みたいもの、考えたいこと

明けましておめでとうございます。

初投稿です。
これまで好きで読書を続けてきたけれど、「読み散らかしているのが勿体無いなあ」と感じていて。始めてみました。2024年もたくさん読んで、考えたい!

以下は、「2024年読みたいもの、考えたいこと」リストです。今年もここからいろんな世界が広がっていくんだなと思うとわくわくします。

①源氏物語に関わるもの

今年大河ドラマにもなるので、これを機に。
関連本もたくさん出ているから、1年を通して楽しみたい!

古典は高校で学習したきりで、まったく専門知識がない。でも「仁和寺にある法師」とか、学んで楽しかった記憶がずっと残っている。だからか、時おり万葉集の関連本なんかに手を出したり。当時の時代背景にびっくりしながらも、現代人も同じようなことを考えている!と感動したり、言葉の美しさにほうっとなったり、いつ関わっても楽しかった。

中でも、高校時代の古典の授業で「桐壺」をグループ読みしたこと。あの、「いつの世のことだったか・・・」という書き出しにめちゃくちゃときめいてしまって、それ以来、漫画を読んだり映画を見たり。憧れを募らせてきた。

角田光代さんの全訳、とても欲しい。文庫本もあるのだけど、本屋さんで見かけたこちらが素敵で。


②ジェイン・オースティンに関わるもの

2023年に引き続き。
読了済みなのは、『高慢と偏見』『エマ』『ノーサンガー・アビー』。

『高慢と偏見』は、200年以上前にイギリスの人が書いた本なのに、ケタケタ笑けて驚いたし、『エマ』は「読み終わりたくないなあ、この家族のドタバタをずっと見ていたいなあ・・・」と思ったホームドラマのような作品。

今は『分別と多感』を積読中。
2024年中に長編全作読みたい。

より作品を楽しむために、イギリス史・イギリス文化そのものについても学習中!
ハリー・ポッターに始まり、イギリスのファンタジーが大好きだった子ども時代の憧れを拗らせている・・・

うっかり寄り道してこんな本も読んでいる(笑)。こういう寄り道も楽しいから、今年もどんどんしてよし。この本、すごくときめいた‥


③人類学に関わるもの

壮大すぎる(笑)特に関心があったわけじゃなかった。どころか、学問としての存在すらあんまりわかっていなかった。
「人類」なんて大きなものに興味をもったきっかけは2つある。

ある本との出会い

去年、たまたま立ち寄った本屋さんで、「表紙がおしゃれ」というだけで手に取った本がこちら。

これがすっごく面白くて・・・
といっても、難しくてちゃんと理解しているとは言い難い。何回も同じところを行ったり来たりして、自分に刷り込んでいるところ。

著者の方は、とても大きな次元で「人類」に対する試みをしようとしていて。それを読んでいると、自分が職場でぶち当たっていることなんて、なんてちっぽけなんだと(笑)
とても気持ちが楽になった。

昨年異動した新しい職場には、「本当に同じ日本人なの?」と思ってしまうぐらい、差別なんて絶対ダメだと思ってきたのに、それでも差別的に見てしまうぐらい、自分とは「違う」人たちがいる。
この「違い」って何なんだろうって、異動してからずっと考えていた。「違い」の要因は、政治的・経済的・社会的に説明できると思う。でも、その説明だと苦しくなるばかりで、この怒りややるせなさをどこにぶつけていいかわからなかった。
この本はそれに明確な答えをくれるわけではないけれど、「人類」っていう大きな括りを通して、「違い」の受け止め方、考え方を教えてくれているんだと思う。

「女性」という存在の捉え方

当然だけど、ジェイン・オースティンが描く女性像と、紫式部が描く女性像は違う。ディズニー映画でも、女性の描かれ方が変わってきたと思う。

あとは韓国と日本で女性アイドルの見られ方も違ってきている気もして、今改めて「女性」について考えたくなった。

そんな中読んだのがこちら。そういえば、自分は女だけどフェミニズムについて特に学んだことがなかったな、と思って。

なんとなく「女性」という括り?捉え?に抵抗が・・・
著者の方は、日本のフェミニズム界隈を代表するような大物のよう。私なんかが語っていい人ではない。
同じ性でも共感できる部分が少なかったのは、世代なのかな・・・というか、このような方々が尽力してきてくれたから、こんなふうに呑気な世代が出てきたのだと思う。
私は、この方が書かれている通り「子どもが1.2人しかいない中で、大切に育てられた娘さん」だし、「差別はよくないよ」「個性を大切に」と教えられてきた世代でもあるから。

性の捉え方でより共感できたのは、こちらの本。

源氏物語につられて読んだけれど、ナオコーラ先生の「人間存在」に対する受け止め方がすっきりシンプルで、今の私にもしっくりきた。

他の方の本も読んでみたくなった。
積読中なのは『読書する女たち』。

あと、今年は韓国の女性作家の小説も読んでみたい。

そもそも、フェミニズムを人類学の一端と捉えてしまうのも違うと思っている。時代とか地域とか環境とか、そういう違いをとっぱらった「人類」そのものについて考えたいから、あえて「性」という括りに関することにも触れていきたい。

こういう壮大すぎるテーマについて考えていると、私が目の前にしている現実がちっぽけで愛おしくなる!
もっと自分や周りを好きになりたいから、思いやりをもちたいから、大きな括りで人間、人類について考えてみたい。

④読むこと、書くこと、考えることに関わるもの

2024年は、もっと考えたことを表現できるようになりたい。
活字そのものが好きだから、文字を追っているだけでも楽しい。でも、「より多くの本を読むこと」よりも「読んだ本から考えること」を大切にする年にしたい。

2023年は、「ことば」が好きだなあ、日本語ってすごい素敵だなあ、と改めて思う日々だった。日本語の美しさを味わえる本もどんどん読みたい。
学生時代は英語にかぶれていた(今はびっくりするぐらい読めない)けれど、今は日本語が好きだなあとしみじみ思っている。
「考える」にあたって、哲学的なものの見方も学んでいきたい。
書くのも話すのも、言葉を大切に使っていきたいな。

⑤くらしに関わるもの

もう何年も、「身も心もすっきりさっぱり」がくらしのテーマ(笑)
ミニマリスト本はたくさん読んできたし、今も読むのが好き。
今は筆子さんの本をいろいろと読んでいるところ。

とりあえず、この本に書かれている「1週間」を何周もして部屋をすっきりさせたいな。

くらしに関わって「食事」「お金」も大切なテーマとして、読んだり考えたり実践したりしていくつもり。


こうつらつら書き連ねていると、去年は本当に読むことで救われてきたなと思う。
苦しいことは多かったけど、救われたことも多かった。前向きに2024年を迎えられて、本当に良かった。
自分がこんなに「読みたい考えたい」と思ってるなんて、書いてみるまで気づかなかったなあ。


今年もたくさんの言葉や文章と出会うのが楽しみ。
時間に余裕のあるときしか投稿しないと思う。
だから、年に数本でも投稿できたらすごい!という気持ちで。
よろしくお願いします。

長かったのに、ここまで読んでくれた人がいたら、とても嬉しいです。
ありがとうございました。


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