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あたし #13
大荒れ
高校をギリギリ卒業したけど、三年間で欠席日数が13〇?日もあったから、もちろん就職はなくて
家の近くの接骨院に、バイトで行くようになった。
その後、キャバクラでのお仕事を勧められて
そっちに行くようになってから、バイトを辞めた。
気の合う友達と、部長も古くから知っていたからキャバは楽しかった。
キャバの後そのまま帰ることはほぼなくて、その後だいたいいつも出かけてしまって、完全に昼夜逆転生活を送ることになった。
高校の時に覚えたパラパラを踊ったり
土曜日はクラブのパーティーに友達と出かけていた。そこに居るのはだいたい、いつも同じメンバーで、顔を寄せないと聞こえないくらいの音量の中で笑いながら適当に踊った。
家を出ている時は、全てを忘れられた。
この頃疲れて家のリビングで寝てしまったりして
、朝早く起きてくる父に、足を触られたりした。
完全に、亀裂が入った。
おばあちゃんにも、お母さんにも伝えたけど
「そんなとこで寝てる方が悪い」
くらいの言われようだった。
「お前らなんて死ねよ」
「金のためか?」
高校のような複雑な気持ちではなくて
完全完璧に荒れた。
ほぼ家にはいなくて、適当に泊まれる所にいた。体がボロボロになって行くのが自分でもわかった。
吐血をするようになって、胃カメラを飲んだり
しながらも、まだ夜の生活を送った。
二十くらいの時に、たった七万円だけ握りしめて
いざ東京へ
実家には、
「もう帰ってこないから」
と伝えて、友達には新幹線の駅のフォームまで送って貰った。
いつもなんとなく何とかなってきたから、まぁどうにかなるでしょと。
東京の知り合いが頼みの綱。行く前に荷物を
一式送らせて貰った。
とりあえずクラブへ向かって遊んで、
六本木のキャバの面接を受けた。結構ハードルが高いお店だったみたいで、紹介した人誰も入ったことがないと言っていた。
一人入れるごとに会議をするみたいで、その間もひたすら遊んでいた。
気づいたら手持ちが二万円って時くらいに、身元不明(住民票を移してない)のため落ちた。
そんな頃も、朝トイレと友達になっていた。
あと新幹線代しか残ってない。
知り合いが
「どうする?」
考えた。
「一回帰るわ」
一週間で帰ることになった。
月経も、半年くらい来てなくて
夜も眠れていなかった。血液検査をしてもらったら
「このまま夜の生活を送っていたら
肝硬変になって、その後肝臓癌になって
あなた死にますよ?」
流石にまだ死にたくはない。
昼間の生活を送るようになった。
すぐに月経もきて、体が復活していくのが
自分でもわかるほどだった。
高校生から夜の生活を送っていたから
あんまり未練はなかった。