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【定家と味わう百人一首】第一番歌 天智天皇

本記事は上記動画の書き起こしです。
AIによって生成した水墨画風イラストとあわせてお楽しみください。


皆様、ごきげんよう皆様、ごきげんよう。
わたくし、藤原定家と申します。
 わたくしが編纂いたしました百人一首、ご存知でしょうか。
百人の歌人の心を、百首の歌に込めた、言の葉の宝石箱。
その中でもひときわ輝く一番最初の歌、今回はこれをご紹介いたしましょう。
作者は天智天皇。
歌道の達人、歌聖と崇められるほどの方です。
 その歌がこちら。

 『秋の田の 刈穂の庵の 苫をあらみ 我が衣手は 露に濡れつつ』

(↑AIによって歌のイメージを水墨画にし、動画化しました)

さあ、皆様、この歌の世界に、ご一緒に旅立ちましょう。

 歌の意味は、こうです 。

秋の田んぼの隣に、刈り取った稲穂で作った小さな小屋がある 。
その小屋の屋根は粗末で、夜露がしみ込んできて、私の袖が濡れてしまった。
一見、ただそれだけを詠んだ歌に思えますね 。
しかし、この歌の真髄は、そんな表面的な解釈だけでは捉えきれません 。

作者の天智天皇は、大化の改新を主導した、この国の礎を築いた偉大な指導者です 。
まだ中国の隋の時代が終わって間もない頃、中大兄皇子として蘇我氏を倒し、天皇中心の国家へと改革を進めました 。
これが大化の改新です 。
そして、大化という元号が定められ、中国からの自立を明確に示したのです。


この歌は、天智天皇が自ら民と共に田んぼで働き、刈り穂で作った庵で、夜露に濡れながら苫を編んでいた様子を描写しています 。
民衆と同じように、質素倹約に努め、自ら汗を流す天皇の姿 。
これこそ、君民一体の精神を体現したものであり、当時の人々にとってどれほど心強いものだったでしょうか 。
天智天皇の目指した「君民一体」の精神 。
天皇も民も関係なく、皆で国のために力を合わせる 。
わたくしがこの歌を百人一首の最初に選んだのは、まさにこの精神を後世に伝えたいと願ったからこそなのです 。

『秋の田の 刈穂の庵の 苫をあらみ 我が衣手は 露に濡れつつ』 

このたった三十一文字の歌に込められた、天智天皇の民への深い愛情、そして日本の精神 。
どの時代に生きる人々も、この歌から多くのことを学ぶことができるのではないでしょうか 。
今回は、百人一首第一番歌、天智天皇の御製をご紹介いたしました 。
今後も引き続きご紹介していきますので、ご興味のある方はお付き合いいただけますと幸いです。
また、この歌について、皆さんのご意見、ご感想をコメント欄で教えてください 。


この映像や内容は、ほぼAIによって作成されたものです。
AIによる解釈のため、誤りが含まれる可能性もございますが
その点ご理解いただけると幸いです。
「AIでここまでできるのか」「AIがこのような解釈をするのか」といった視点で
楽しんでいただければ嬉しいです。

参考文献
ねずさんの 日本の心で読み解く「百人一首」


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