【原理のUD(ユニバーサルデザイン)化 連載⑤】中学生時代のエピソード「携帯逆パカ事件」(1)
原理のUD(ユニバーサルデザイン)化とは何かを考えるための連載の第五弾です。
前回の記事では、原理のUD化をするための原理は、子ども時代を振り返ることで導き出せるということを紹介しました。
今回は、原理のUD化をするための原理を導き出す方法の具体例として、私が「問題解決の順序」を大切にするという原理を導き出した方法を紹介します。
今回は、私の中学生時代のエピソードを紹介します。
このエピソードは、当時の私の考えが誰にも受け入れてもらえなかったエピソードです。
だから、このエピソードを読んでいただいた皆さまにも、受け入れていただけないかもしれません。
しかし、私が「問題解決の順序」を大切にするという原理を導き出した方法を説明するために、受け入れていただけないかもしれないことを承知の上で紹介します。
なお、このエピソードは長いエピソードなので、3つの記事に分けて書かせていただきます。
中学生の頃、私は、東京にある個人経営の塾に通っていました。
あるとき、私が勉強をしていると、年が一つ下の人たちが、私の方を見てニヤニヤしていました。
少し気になりつつも、無視して勉強を続けていると、突然、一人の男の子が、勝手に私のことを写真で撮ってきました。
そして、ゲラゲラ笑ってきました。
どういう文脈でそういうことをされたのか、よく分かりません。
けれども、私は、それがすごく嫌でした。
私は、もともと写真を撮られることが嫌いでした。
だから、写真に撮られたこと自体がものすごく嫌でした。
さらに、許可も取らずに勝手に写真を撮られたことは、もっと嫌でした。
私は、年が一つ下の人たちとは、ほとんど話したことがありませんでした。
そんな人間関係ができていないよく分からない人から、いきなり写真を撮られたことに、すごく嫌な気持ちになりました。
写真を撮ったあとにゲラゲラ笑われたことで、私は、さらに嫌な気持ちになりました。
私は、その子に写真を消してくれと言いました。
しかし、その子は、消したように見せかけながら、別のフォルダに保存しており、消してくれませんでした。
さて、勝手に写真をとって笑われ、写真を消してくれと言っても消してもらえなかった私は、その後、どうしたのでしょうか。
次回は、そのことについてお話ししていこうと思います。