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始業式。
2025年になって、1月6日(月)から、早速、勤務が始まった。
6日(月)、7日(火)と準備期間があって、いよいよ、今日、1月8日(水)が始業式だ。
2日間、学校に勤務して、世の中には、素敵な人たちがたくさんいるんだなぁということを実感している。
三学期から担任として入る
三学期からいきなり担任として入るとなれば、二学期末に一週間クラスに入って、なんとなくクラスの状況は把握しているといえど、備品の位置やICT機器のパスワードなど、そういう基本的なところから、すぐに始まる授業や差し迫っている行事など、喫緊の認識しておかなければいけないところまで、分からないことだらけだ。
学年の先生に感謝
そんな中で、学年の先生には、本当に丁寧にいろいろと教えていただきながら、仕事を進めることができている。
とてもありがたい。
授業準備も、一緒に進めさせていただいて、子どもの実態を想像しながら、話をしたり、教材をつくったりするのが、とても楽しかった。
僕は、これまで、職員室で、変な奴認定されて周りから白い目で見られたり、ベテラン職員からパワハラを受けたり、自分の意見を言って村八分にされたり、そういう散々な経験をしてきたから、こんなに暖かい雰囲気の中で、気持ちよく働かせていただくのが初めてで、なんだかとても嬉しい。
学年の先生以外の先生に感謝
学年の先生以外の先生とも、少しずつコミュニケーションをとらせていただけているのもありがたい。
書き初めのOJTという素敵な取り組みに参加させていただいたり、お昼を一緒に食べながらお話を聴かせていただいたり、とても楽しく、良い職場だなぁと感じている。
校長先生に感謝
校長先生は、臨時的任用教員という今の立場で音楽活動を続けられるのかということを教育委員会に確認してくださった。
ありがたいことに、僕の活動は、利益追求の事業ではないから、兼業届けを出さなくても続けてOKなのだそうだ。
また、校長先生が、始業式を前にして、困っていることはないかを聴いてくださったことも、とてもありがたかった。
大きな困っていることはないけれども、方向性に悩んでいることがあったので、せっかくならと思ってお話ししてみた。
すると、校長先生は、親身に話を聴いてくださった。
今、振り返ってみれば、たぶん、僕は、クラスの子どもたちの見取りを誰かに聴いてほしかったんだなという気もしている。
それで、校長先生が話をふってくださったから、その話が溢れてきたという、そんな感じだったんだろうと思う。
でも、校長先生は、そんな僕の子ども理解の話を興味深そうに聴いてくださった。
おかげさまで、気持ちよく話させていただいてしまった。
校長先生の傾聴力(?)に上手く乗せられて(?)、気持ちよくベラベラと喋ってしまい、なんだか少し恥ずかしい気持ちもありつつ、こうして話を聴いていただけるということは、本当にありがたいことだと思った。
たまには自分のことも…
そういうわけで、気持ちよくスタートを切れそうなこのタイミングで、たまには、自分のことも少し褒めておこう。
今の学校の職員の方々が、素敵な方々であることは間違いないのだけれども、きっと、昔の自分だったら、今のように気持ちよく関わることはできなかったのではないかと思う。
昔の自分は、学校に対して、今よりももっと猜疑心と敵対心を持っていたし、今のように自分から笑うこともなかった。
学校で働く上で、気持ちに少し余裕が出てきたというのもあるかもしれない。
ちょっとした軋轢が生まれそうなタイミングで、上手く相手の言葉をリフレーミングしたり、聞き流したり、想像力を働かせて上手く咀嚼したりして、人間関係を悪化させないようにするソーシャルスキルが身についたということもあるかもしれない。
過剰な自己顕示欲がなくなって、自分を凄く見せなければいけないという焦りがなくなったというのもあるかもしれない。
1年前に、より良い学校や教員のあり方を目指すどころではなかった頃の働き方を経験して、「あのときに比べれば大したことはない」と思えるようになったという自分の中での余裕の生まれ方もあるように思う。
そう思えば、いろいろとしんどいこともあったけれども、その経験にも感謝するべきかもしれない。
こうして考えてみれば、自分も少しは成長したのかなと思う。
おわりに
いよいよ、今日から、子どもたちが学校に来る。
不安なことがないわけではないけれども、子どもたちとの関わりはとても楽しみだし、ここでならやっていけそうだという実感もある。
無理なく、頑張っていこう。
おまけ(エール)
あそこじゃ冴えないヤツだったけど
今ここでなら輝ける
そんな場所が今ここにあるから
藤原 敬「エール」