ライフスキルトレーニング
今日から11月!!
気付けば2024年終了まであと2ヵ月!
2024年最終月の前ということで、
この11月からフィニッシュに向けて助走していく。
後悔のない1ヵ月にしていきましょう♪
共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨
教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌
どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
共育LIBRARYりょーやん、元教師です。
仕事には一定のスキルが必要である。
この考えには、
多くの方が納得できると思います。
「スキル」を訳すと
「技術」のことを指している意味合いが強く、
スキル=仕事と直結する人も多いのではないでしょうか。
しかし、
私たちが普段
当たり前に日常生活を送れているのも
多くのスキルに支えられています。
それが、
「ライフスキル」
です。
歯を磨くこともそう。
スケジュール管理もそう。
忘れ物がないようにチェックすることもそう。
多くの子どもは
幼児期、児童期の習慣から
これらを自然と会得していくのですが、
発達凸凹の子どもたちは、
そのライフスキルの習得に
困難を示すことが多い。
彼ら彼女らは、
生活習慣障害と言われるほど、
日常生活のスキルに凸凹があるのです。
今回は、そのような
ライフスキルトレーニングに焦点を当てて
記事をまとめていきます。
何か参考になるものがあれば幸いです。
目には見えない財産
ライフスキルに凸凹がある場合、
本人が大きな困り感を覚えるのはいつか。
それは、中学卒業後です。
行動範囲が広がり、
親の目がほとんど行き届かなくなり、
自分で人間関係や
自己の管理をしていかなければならなくなる。
さらに、
大学生で1人暮らしをしたり
仕事を始めたりするようになると、
一気にライフスキルを
補えていなかった部分が露呈します。
そして、
ライフスキルが不足していると
様々なトラブルに遭いやすくなり
ひきこもりになる可能性も増す。
ニートという、
就学、就労、職業訓練の
いずれも行っていない若者の状態に
なることだってあります。
そして、
スネップという、
通学、仕事もしていない
中年までを含む孤立的な
社会との接点が少ない状態になることも。
ライフスキルが低い子どもは、
以下のようなケースが存在します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・勉強は得意だが行事に参加できない
・外見や言動をからかわれ口論に
・進路を真剣に考えず何となくで決める
・ひとり暮らしになって金銭トラブルが続出
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こういった状態は、
ライフスキルの積み重ねによって
緩和することもできる。
どれだけのライフスキルを
子どもに残せるかは、
目に見えない財産贈与であると言える気がします。
ライフスキルの種類
ライフスキルとは
具体的にどのようなものが
存在するのでしょうか。
例えば、
生活習慣に着目してみると、
以下のようなものがあげられます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・規則正しい生活を送る
・周囲の方付けができる
・スケジュールの管理
・身だしなみを整える
・健康管理
・適切な量とバランスの食事
・買い物で金銭の計算ができる
・スケジュールに沿って活動できる
・場面の切り替え
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
などなど。
「どれも簡単」などと
侮ってはいけません。
学校現場では、こういった行動が
想像以上にできない子が多くいますし、
年を追うごとに
スキルが低い子の割合は増加しています。
次は、
社会生活におけるスキル。
どのようなものがあるでしょうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・助けを求めることができる
・お礼を言うことができる
・間違いを認め謝ることができる
・感情的になりすぎず切り替えれる
・余暇の時間に集団に参加できる
・快適な余暇の時間を過ごせる
・地域活動に参加できる
・目を見て話すことができる
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
などなど。
さらに細かく、発展的なことを言えば、
相手に腕や肩を掴まれた時にどうするか。
知らない人に話しかけられた時にどうするか。
知人がグレーな誘いをしてきた時にどうするか。
なども含みます。
そういった事例に対する対応を
ただ教えるのではなく、
台詞や動作まで全て含めて教え、
実際に練習して習得するところまでやります。
そこまでして、初めて
「教えた」と言うことができるのです。
職場でも、
仕事そのもののスキルである
ハードスキルと、
仕事の支えとなる
ライフスキルに分かれます。
職場の人間関係づくりや、
遅刻欠勤などに関するもの、
分からないことへの対処などのスキルですね。
このようなことを子どもの頃から
トレーニングをしておくと、
自分が何ができて何ができないかを
自身でよく知っている状態になるので、
無理な行動はせず
何事も慎重に判断するようになる。
そして、
できることは自信をもって行えるため
精神も安定しやすくなるでしょう。
ではここからは、
具体的にどう教えていくのか紹介していきます。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?