本物のプロは1から10まで違う
3連休が終わり、
エネルギーチャージ完了!
仕事、資格の勉強、noteの記事、
プラスαで諸々・・・と、
相変わらず詰め込んでいますが、
だからこそ活力が生まれる。
このまま年末まで、
1日1日を精一杯過ごしていきたいです・・・!
共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨
教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌
どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
共育LIBRARYりょーやん、元教師です。
「遺伝 V S 教育」
長きに渡るこのテーマも、
最近は遺伝的要素が優勢な勢いを見せています。
発達の理論の中には、
「環境閾値説」
という主張もあり、
もともともっている遺伝的素因が
環境によって発現するという考えもあります。
発達凸凹などの要素も、
間違いなく遺伝的要素は絡んでいますから
遺伝が関係していることは分かる。
そして、
優れた指導者、
優れた環境によって
その伸び幅が変わるという考えも理解できる。
一方、これらの考えは
あくまで遺伝的な素因を発現する範囲内の伸びなので、
鳶が鷹になるような
劇的な変化ではないとも言えそうです。
ただ、筆者の感覚では
本当に稀な確率で
その壁を大きく壊してしまえる指導者が存在する気がします。
数千人~1万人に1人ぐらいの割合でしょうか。
そのような
本物のプロの指導法は
何から何まで違います。
特殊中の特殊な例ですが、
まだまだ人間の底知れない可能性は
解明できていないことが、
プロの指導法から分かる気がする。
楽しんでいただけると幸いです。
プロの代償
全国の数千から1万人以上の
教師たちと
間接的に接触してきた筆者。
そんな中で、
プロが学びに来るプロである
「超プロ」と呼ばれる人物を
3人ほど知ることができました。
その内の1人。
体育の指導で
日本ギネス記録を保持しており、
大学中も
元オリンピック選手に
指導を受けたことがあるのだとか。
体育だけではなく、
図工、国語、算数、理科、人間力など
あらゆる指導が「超プロ」のレベルでした。
この方が指導すると、
オリンピック選手が行っている
新体操の技などが、
小学1年生でも曲りなりにできてしまったりします。
しかも、
学級の6~7割の子どもが。
発達に凸凹があろうとなかろうと。
この先生が6年間同じ子ども受け持ったら、
学級の3割はオリンピック選手になるだろうと
筆者は思っているほどです。
なぜそのような魔法のようなことが起きるのか、
つくづく疑問に思っていましたが、
その人の指導を実際に見たら
心底納得しました。
「これはなるな」
と。
ただ、
「超プロ」レベルまで行くには
たくさんのものを代償にする必要がありそうでした。
学級の子どもたちを最優先にするので、
同僚のことは二の次です。
お陰で職員室では、
「変人扱い」されて、孤立している状況。
それでもお構いなしに
実践をし続ける意思の力がいる。
また、
授業や実践の様子を映像に取り、
それを2時間も3時間も毎日見続ける集中力も
必要だそうです。
筆者には、とても無理な作業でした。
ただ、その先生は、
「来るもの拒まず」
で、
「学ばせてください」
と自ら頭を下げて来た人に対しては
丁寧に指導法を教えてくれていた。
そんなプロの緻密かつ、
誰でも効果が得られる指導法の一部を
紹介していきます。
プリント配付でそこまでやる!?
学校では毎日のように配付物が存在します。
それを朝、
子どもたちに列ごとに配付する。
そんな日常の些細な一瞬でさえ、
プロは考えに考え抜いた指導法がある。
まず、原則として
1つ手紙を配ったら
1つの指導を入れていくことが挙げられます。
具体的にどのような指導を入れるのか。
以下に掲載します。
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①喜びや悲しみの表現の確認と評価
②どうすれば早くなるか近所で相談・発表
③②を2~3回繰り返す
④丁寧で安全な渡し方
⑤受け渡しの時に「どうぞ」「ありがとう」
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こういったことを、
1種類の手紙を配る度に
1つずつ行っていく。
達成する度にハイタッチで喜ばせたり、
相手意識について考えさせるために
列ごとではなく
号車ごとに8枚程度の手紙を渡したりしながら。
指導が入ってきたら、
スピードを上げる指導です。
「最後の一冊を配り終えてから1分以内に、全員が名前を丁寧に書き、アイロンをかけ終えていたら合格です」
と告げる。
そして、全員が達成したら
集団で達成したこととしてチームで喜び合う。
達成する度に、
どんどん速度が加速していきます。
最終的には、
通常の学級の10倍ほどの速度で
手紙が丁寧に渡されるようになる。
教科書を出す作業もすごい。
1年生は「教科書」を知らないので
道具箱から出すところから指導しなければなりません。
子どもたちがわくわくしている様子が
目に浮かんでくるようです。
そして、スタートの合図。
カウントをしながら、
ずっと子どもたちを褒め続けている。
ありとあらゆる時間を
「成長の時間」にしてしまう。
ゲーム感覚にして、
集団で喜び合って
チームワークを深める時間にしてしまう。
すごく楽しそう。
1年生でも
給食準備が2~4分で完了するようになるので、
余った時間をさらにどんどん成長する時間に
使ってしまえるのです。
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