男子校、女子校は残すべき?男子と女子の脳の違いを語る。
最近、
noteにストックして書いておいた記事の
太字の部分がいつの間にか
普通に戻っているという現象が発生します。
最初は気のせいかと思いましたが、
幾つもその状態になっていることが判明。
noteさん、どういうことだってばよ・・・😭
共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨
教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌
どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
共育LIBRARYりょーやん、元教師です。
「女の子は精神年齢が発達している」
「言語の習得は女の子の方が得意」
そのような言葉をよく聞きますし、
教員を務めていても、
そのような傾向は正しいように思えます。
しかし、
これらは決して、
「女子の方が優秀で、男子の方が未熟である」
というわけではありません。
それは、
脳の構造や発達の順序が
男子と女子では違っており、
それぞれ得意分野が違うからです。
そして、
脳が違うということは、
適した学習方法も違うということになります。
ところが、
学校教育は共学が多く、
男女の脳の違いまでは
教育で配慮されていないのが現状でしょう。
ジェンダーに関する様々な考えがあり、
ナイーブな内容であるかもしれませんが、
男子の脳を傷つける指導、
女子の脳を傷つける指導なんかは
教育者や大人としては知っておいても損はないでしょう。
今回は、
脳科学という視点を用いて、
男子女子の教育について語る記事にしていきます。
何か役に立つものがあれば幸いです。
成人男女の脳の違い
まずは、
大人の男女の脳の違いを押さえておきます。
これは、
一概にジェンダーで決めれないのですが、
統計上は
▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢
女性 ・・・ プロセス思考共感型
男性・・・ゴール指向問題解決型
▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢
という思考の傾向があると言われています。
プロセス思考共感型は、
共感し合うことによって深い気付きを生み出し、
平時の危機回避能力を上げる回路です。
過去の歴史上、母乳をカバーし合い、
子育てに関する知恵の共有をすることによって、
自身や自身の子どもの生存率を上げることが元になっている思考。
よって、
仲間の欠点を指摘したり、
事を荒立てたり、
戦いに勝って相手に恐れられるといったことを避ける。
なぜなら、生存率を下げるから。
コミュニティの中で、
どのように自分の居場所を見つけていくか、
つながっていくかが、
女性の行動の背景に隠れていることがあります。
男性に多いとされるのが
ゴール指向問題解決型。
これは、
欠点を見つけ出すことによって、
すばやい問題解決を生み出し、
有事の危機対応力を上げる回路です。
かつての狩猟採集社会の中では、
狩るべき標的をロックオンした後は、
それ以外の情報を一切遮断して
標的に向かって全集中しなければいけません。
それ以外にも、
周辺に危険な生き物がいないか常に警戒し、
何かあれば瞬時に判断して、
危機を回避しなければならない。
だからこそ、
1つの仕事や物事に深く集中しているときは、
周囲の音をシャットダウンするときがあります。
全体を見なければならないときは、
1人の人間にじっくり対応するよりも、
全体を優先するときがある。
さて、ここからは、
子どもへの視点を広げていきます。
男子と女子の聴覚の違い
男子、女子の脳の発達の違い。
まず、女子。
女子は
言語や細かい手先の能力を司る脳の部位が、
男子よりも6年ほど早く成熟すると言われています。
一方で、
標的認識や空間記憶を司る部位は、
男子が女子よりも4年早く成熟すると言われている。
つまり、
それぞれ得意分野が違うのです。
もちろん、
男性に近い脳、
女性に近い脳、
女性寄りの男性脳、
男性寄りの女性脳などの、
中性的な脳の人もいるので、
単純に2つに分けるのではなく、
グレーの濃淡で分布されています。
さらに、
3歳半の女子は
人の顔の表情を読み取る力は
5歳の男子の5倍以上だったという調査がある。
ブロックなどの立体建造物は
男子は女子よりも3倍多く造ったそうです。
女子の言語や社会性の強さ、
男子の構造的な作業や思考の強さが
特徴として現れていると思います。
さて、ここで
言語や聴覚に焦点を当ててみます。
赤ちゃんに音楽療法を聞かせたある調査では、
音楽療法を受けた女の赤ちゃんが
平均で9.5日早く退院した結果が出ました。
しかし、男の赤ちゃんには、
全く効果がなかった。
1500ヘルツの音を流した調査では、
女の赤ちゃんの聴性脳幹反応は
男の赤ちゃんに比べて
平均で80%も大きかった。
つまり、どういうことか。
これは、
女子の方が男子よりも、
多くの聴覚情報を収集してしまうことを意味します。
つまり、
教室にいる教師が、
「声を張る」程度の声を出していたとしても、
一部の子にとっては「怒鳴っている」ように
受け止められる部分があるということです。
逆に、
穏やかなゆったりとした音声では、
男子の聴覚には
届いていない部分があるということです。
筆者などはこれに当てはまり、
ゆったりとした穏やかな声を聞いていると、
脳がシャットダウンしてしまい寝てしまうことが多かった。
ピシっとした声の場合は、
シャキッとなれる。
ただし、それは一部の女子にとっては
強すぎる刺激かもしれない。
教室での「声」の使い分けと
コントロールの重要性が、
よく分かります。
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