有無、無有
「有無、有無、有無」
「無有、無有、無有」
呟き続けていると、唸り音のように聴こえる。
「ウュン、ウュン、ウュン」
「ウュン、ウュン、ウュン」
共振し、膨張し、拡大し始める。
無窮の天空を吹き渡る悠久の風のように、
大いなるものと共鳴するかのように。
覚醒の兆しに心躍らせ、
香皿にお香を点て、坐禅を組む。
共振、共鳴……思念が巡る。
有は無であり、無もまた有であり無である……。
「有無、有無、有無」
「無有、無有、無有」
呟き続けていると、唸り音のように聴こえる。
「ウュン、ウュン、ウュン」
「ウュン、ウュン、ウュン」
共振し、膨張し、拡大し始める。
無窮の天空を吹き渡る悠久の風のように、
大いなるものと共鳴するかのように。
覚醒の兆しに心躍らせ、
香皿にお香を点て、坐禅を組む。
共振、共鳴……思念が巡る。
有は無であり、無もまた有であり無である……。