【活動報告27 お昼のワイン会 vo.2】
【お昼のワイン会 vo.2 〜お肉とワイン〜】
2023年5月28日(日)に、
福岡県北九州市小倉にある「Grilled Pub Booties」様にて、
お昼のワイン会を開催させて頂きました。
美味しいギネスビールで有名な小倉にあるお店で、
ソムリエ塚里が飲食店で働き始めるきっかけになったお店です。
今回は、
【お肉とワイン】
をテーマとして、お昼過ぎのゆったりした時間にワイン会を開催させて頂きました。
プロジェクターを使用し、ワインの説明やワイナリーの写真などを見て頂きながら、お話致しました。
今回も23名様のお客様にご参加頂きました。
ご参加頂いた皆様、Bootiesのスタッフの皆様ありがとうございました。
お料理写真は一部ですが、
当日の内容とともにご紹介させて頂きます。
①スパークリングワイン
NV クレマン・ド・ブルゴーニュ – ルー・デュモン
生産国 フランス ブルゴーニュ地方
造り手 ルー・デュモン
ブドウ ピノ・ノワール 61% シャルドネ 15% アリゴテ 14%
ドサージュ 9g/L
(ワイナリーについて)
「いつか自分の手でワインを造ってみたい」という夢を抱いた仲田氏は、1995年、頼るつてもなく単身渡仏します。フランス語の勉強をしながら、各地の醸造家のもとで修行を重ね、2000年ブルゴーニュの地にルー・デュモンを設立しました。そして、2008年8月、ジュヴレ・シャンベルタン村に念願の自社カーヴを取得しました。
「天・地・人」というオレンジ色のエチケットのワインは、ご存知の方も多いのではないと思います。このエチケットには、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」が込められています。
①のスパークリングワインで乾杯し、「お昼のワイン会」のスタートです。
こちらのワインは、「鴨の生ハム」と合わせてお楽しみ頂きました。ピノ・ノワールという黒ブドウ主体の味わいで、爽やかさだけでなくコクもある味わいのため、赤身のお肉とも相性が楽しめます。
②白ワイン
2019 ブロック シャルドネ - クロッソン・チェース・ヴィンヤーズ
生産国 カナダ オンタリオ州
造り手 クロッソン・チェース・ヴィンヤーズ
ブドウ シャルドネ
(ワイナリーについて)
クロッソン チェース ヴィンヤーズは、プリンスエドワード・カウンティ地方のワイン産業の黎明期から、先陣として産業を支援してきたワイナリーです。1999年に生産を開始して以来、世界最高レベルのワインに匹敵するような品質重視のワイン造りを目指し、尽力しています。
ブルゴーニュ品種のシャルドネやピノノワールを栽培し、フランス流の醸造法を実践して、100%フレンチオークを使用して樽熟成しています。
②の白ワインは、「ウサギのガランティーヌ 季節野菜添え」とともにお楽しみ頂きました。ウサギのガランティーヌの中は、豚肉なども詰められ、そしてソースはウサギの出汁をベースにつくられていました。
「ウサギ」ということで驚かれる方もいらっしゃいましたが、クセもなく鶏肉のような肉質のため、今回はコクの白ワインを合わせました。
爽やかな酸味主体で、清涼感ある香りと味わい、加えて樽由来の風味があり、白ワインの味わいにコクを与えています。
赤ワインですと、赤ワインのタンニンや風味にお肉の味わいがながされてしまうと考え、白ワインをセレクトしました。赤ワインで合わせるなら軽くてタンニンが強くない赤ワインが良いと思います。
③マデイラワイン
マデイラ セルシアル 5年 – ブランディーズ
生産国 ポルトガル マデイラ島
造り手 ブランディーズ
ブドウ セルシアル
(ワイナリーについて)
ブランディーズは、1811年にブランディー家により設立された家族経営のマデイラワインメーカーです。ブランディー家は、マデイラワインの発展に重要な役割を担い、1811年に遡る伝統を守りながら今日まで活躍しています。
本日のマデイラワインは、「セルシアル」というブドウからつくられ、味わいはミディアムほどの重さで、キレのある酸味のあるやや辛口タイプです。
③のマデイラワインには、「レバーパテ」を合わせました。
ご用意して頂いたレバーパテは、風味が強く、調味料のポルト酒の影響からやや甘味も感じられる味わいでした。フルボディで果実味たっぷりの赤ワインも合うと思いますが、今回はマデイラワインの辛口ながら酸味があり、コクのある強さのある味わいがレバーパテにはピッタリな相性でした。
④赤ワイン
2015 ロッソ・ディ・トスカーナ - レッチャイア
生産国 イタリア トスカーナ州
造り手 レッチャイア
ブドウ サンジョベーゼ・グロッソ主体、カベルネ・ソーヴィ
ニョンなど
(ワイナリーについて)
1983年にマウロ・マンチーニ氏により設立されたワイナリーで、肩肘はらないクラシックな魅力がナチュラルに表現されたワインの数々は、とても親しみやすい味わいです。
本日のワインは、サンジョヴェーゼ・グロッソからつくられたクラシカルな赤ワインで、ステンレスタンクで発酵し、大樽で6ヶ月ほど熟成させています。ピュアな果実味が主体で、タンニンとのバランス良い赤ワインです。
④の赤ワインには、「ローストビーフ」をご用意しました。
黒毛和牛の内もも肉を使いつくられたローストビーフは、赤身の旨味もしっかり感じられ、赤ワインを飲みたいなと思う仕上がりでした。ソースは、醤油など使ったジャポネソースが用意され、イタリアワインのなめらかなタンニンで熟した果実味主体の味わいとの相性がオススメでもありました。強すぎない味わいの赤ワインで、お昼に軽く飲むにもピッタリでしょう。
⑤赤ワイン
2019 メルロ - デコイ(ダックホーン)
生産国 アメリカ カリフォルニア
造り手 デコイ(ダックホーン)
ブドウ メルロ 80%、カベルネ・ソーヴィニョン 18%
カベルネ・フラン 2%
(ソノマのブドウが中心)
(ワイナリーについて)
ナパヴァレーのメルロを世に知らしめたダックホーンが、価格と品質のバランスを考えたセカンドワイン的な「デコイ」というブランドとしてつくるワインです。
多くのファンを集めるワイナリーで、自社畑を中心に、ソノマ各地から厳選された畑などのブドウを使用しています。フレンチオークで12ヶ月熟成(新樽35%)、凝縮した果実味と樽由来のヴァニラやカカオのような香りが印象的な赤ワインです。
最後の⑤のワインには、「牛スジ肉の赤ワイン煮込み」をご用意しました。黒毛和牛のスジ肉を使い、タップリのカリフォルニアワインを中心にポルト酒なども加えて煮込まれます。
お料理のまろやかで、やや甘味を感じる味わいから、ワインはメルロ主体のよく熟した果実味と樽由来の甘味を感じさせるスパイス感のあるカリフォルニアワインをセレクトして楽しんで頂きました。
ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。
ワイン会の打ち合わせから運営、美味しいお料理をご用意して下さったBootiesの皆様もありがとうございました。
お昼のひと時をワインを飲みながら過ごす、
たまにはこのようなゆったりとした時間も良いものだなと改めて感じました。
ワインについてのご質問にもお答えしながら、
あっという間の時間となりました。
今後ともよろしくお願い致します。
f 代表
塚里恭平
ワインを日常に
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