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日本の Web3 VC の Arriba Studio、Arweave の創業企業 Forward Research とパートナーシップを締結

Arriba Studio、Arweave のコアエコシステムメンバーの長澤智也氏をリサーチパートナー CTO に任命

シンガポールを拠点とする日本の Web3 ベンチャーキャピタルのArriba Studioは、分散型ストレージネットワークプロトコルであるArweaveを開発した創業企業Forward Researchとの戦略的パートナーシップを発表しました。このパートナーシップの一環として、Forward Research は Arriba Studio の第 2 号ファンドに出資します。また、Arriba Studio はWeaveDBの創業者である長澤智也氏をリサーチパートナー CTO に任命しました。この提携により、Arweave は Arweave エコシステムへの日本からの貢献を深めながら、日本での存在感を高めていきます。

Arweaveは、高度なアルゴリズム的ゲーム理論を活用して大量のデータをネットワーク上に永続的に保存する、無限にスケーラブルな分散型ストレージプロトコルです。2024 年にローンチされたAOは、Arweave ストレージを活用してブロックチェーンのスケーラビリティの課題に対応し、オンチェーンでの LLM の実行など高度なアプリケーションの開発を可能にする分散型スーパーコンピュータです。AO はさらに、ArFleetがオンチェーンで効率的にデータを検証することで、AWS などの従来型クラウドサービスよりも費用対効果の高い一時的なストレージソリューションを提供することを可能にしています。

日本は、規制・税制改革、政権交代、大手企業の Web3 への参入拡大により、Web3 市場を開放する段階にあります。Arriba Studio は第 1 号ファンドを通じて、ゲームやアニメ産業を中心としながらもそれに限定せず、トップレベルの創業者への投資、大手企業とのパートナーシップ、政府機関との協力を通じて、日本で強固なネットワークを構築してきました。

長澤氏の指揮のもと、Arriba Studio は自社の広範なネットワークを活用し、Permaweb アクセラレーターであるArweave Japanを支援して、日本のスタートアップのグローバル展開と海外スタートアップの日本進出を促進します。さらに、Arriba Studio は Forward Research と Arweave エコシステムと密接に協力し、大規模な社会実装に向けた最適なソリューションとして Arweave を提唱していきます。

Arriba Studio CEO 佐藤貴史氏のコメント

分散インフラと分散コンピューティングのリーダーである Arweave と Arriba Studio の戦略的パートナーシップを発表できることを大変嬉しく思います。Arriba はゲームやエンターテインメントなど Web3 のプロジェクトへの投資と育成の実績があり、日本の強みでもある分野ですので、Arweave エコシステムと結びつけることで Web3 の有用なユースケースを創出できればと考えております。

Arriba Studio リサーチパートナーおよびテクニカルディレクター 長澤智也氏のプロフィール

言語習得を加速するための自然言語処理技術や AI の開発に従事した後、2020 年にWarashibe, Inc.を創業し、ブロックチェーンを活用した決済ソリューションやソーシャルプラットフォームを開発。2022 年に UAE を拠点にWeaveDBを設立し、Arweave を活用した分散型データベース技術を開発。グローバルで資金調達を行い、アブダビ政府が支援するHub71からも出資を受けている。

Arriba Studio の発表(日本語)


〈Arweave Japan とは〉
Arweave Japan は Arweave / AO の日本語ビルダーエコシステム構築を目的とした分散型組織です。

〈​Arweave / AO とは?〉
イーサリアム L1 のリステーキングによってセキュリティが担保され、TVL はローンチ数ヶ月で 1000 億円近くまで上がり、今後数兆円規模の市場が期待されます。完全フェアローンチされた AO のトークン設計によって、この流動性は AO 上のプロジェクトが活用することができ、ビットコインと同じ半減スケジュールでミントされる AO トークンは開発者やプロジェクトが受け取れる仕組みとなっています。

​Web2 を置き換えるレベルで実用的なプロジェクトが構築できる唯一無二の分散型プロトコル AO で開発することはグローバルの第一線で活躍する非常に大きなチャンスとなっています。

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