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【日記】12月30日〜1月5日

12月30日
ゆっくり起きる。テレビは年末特番ばかりでつまらない。「ふくあじ」を見てほっこりする。
昼食にハヤシライスを食べてから近所のレコード店にCDやら DVDやらを大量に売りに行く。レジにいる女性店員さんはいつからか自分がレジに行くと「いらっしゃいませ…あ、こんちは!」と挨拶してくれるようになった。そんな店員さんは新人さんに対してなかなか厳しい様子。27枚売って16000円ほどになった。

一旦帰って昼寝してから景山民夫「ハッピーエンドじゃなけりゃ意味がない」を再読する。遺稿集。晩年心酔していた宗教については正直言ってよく分からない。テレビの脚本家や小説家としても有名だけど、この方が一番光るのはやはり洒脱な文章を紡いでいくエッセイだと思う。その面白さは伊丹十三氏のエッセイにも匹敵する。特にお酒や旅にまつわる話はどれも面白い。

日が暮れて辺りが真っ暗になる頃、髪を切るべく大滝詠一さんを聴きながら隣町まで歩く。
夏に坊主にしてもらった床屋さんがすっかり気に入ってしまった。以前利用していた美容室は仕上がりは良かったけれど、店員さんやお客さんでごった返していてどうも落ち着かなかった。この床屋さんは店主が1人、お客さんは自分だけしかいないので、とても静かで落ち着く。このお店と出会えたのも2024年に起こった素敵な出来事だったなと思う。

夜、水曜日のカンパネラの武道館ライヴブルーレイを見ながら2024年のことを思う。

寝る前に"さきっぽ''さんのインスタライヴを見る。

12月31日
「イン・ア・サイレント・ウェイ」に耳を傾ける大晦日の朝。

夕方、暮れなずむ景色を眺めながら渋谷へ移動。もはやここは日本なのだろうか?と思うくらいに外国人ばかりの街並みをかき分けてクラブクアトロへ。久しぶりにtoddleのライヴを見る。思えば田渕ひさ子さんの生演奏を聴くのは2022年ぴあMMアリーナでのナンバーガール再解散ライヴ以来なので、田渕さんの目の前に立ちながら不思議な気分になる。
サウンドチェックから"toddleの音"が鳴っていて思わず笑顔になる。10年前に自分を助けてくれた音が今も変わらずに鳴っていることに感激しつつ見惚れていた。ドラムが代わって疾走感強めになっていたのも印象的だった。

終わってさらに混沌としてきた渋谷を素早く脱出。いそいそと帰宅してから「孤独のグルメ」を見ていつのまにか寝てしまった。

2025年
1月1日

朝から会社の最寄り駅まで行く、というよく分からないことをする元日。探していたCDが全国のブックオフに2枚だけ売られていて、そのうちの1枚が会社近くの店舗にあったので元日から出向いた次第。早ければ来月には異動になるのでこの街ともお別れが近いのだなあと感慨深くなりながら歩いた。

そこから自宅の駅からさらにふた駅離れたショッピングモールで2日分の食料品を買い込み帰宅。自宅近くのスーパーは全て閉まっているのでお正月ここに来るのは毎年恒例になりつつある。

夜、昨年に引き続きお正月に"なんちゃって石狩鍋"を作って食べる。「孤独のグルメ」の再放送を見ていたら食べたくなった。いただき物のシャンパンも飲む。

見た目からしてめでたい鍋になった

bloodthirsty butchers「I'm Standing Nowhere」を聴く。

1月2日
何もしない日。
朝からデヴィッド・ボウイのシングルコレクションやビーチ・ボーイズを聴く。
昼に前夜の石狩鍋らしき鍋スープを温めてうどんを投入。鮭特有の臭みがあったのでチューブのおろし生姜を入れたら瞬く間に美味しく出来上がった。

夕方、突然始まった詩羽さんのインスタライヴを見る。本当に歌うことが好きなんだなと思いながら歌声に耳を傾ける。スピッツ「楓」の弾き語りが特に良かった。

夜、ビーチボーイズのDVDを見る。久しぶりに聴いたらハマってしまった。その昔、人間の心には必ず明と喑がある、と教えてくれた音楽。

1月3日
レッド・ツェッペリンを聴きながらレコード店の初売りを覗きに行く。合間に入ったラーメン屋さんで食べた580円の豚骨ラーメンが思いのほか美味しくて感激する。

替え玉しようか迷ったけれどやめておいた

何故か手元から無くなったブライアン・ウィルソン「スマイル」や「ペット・サウンズ」1996年ステレオリミックス盤などを買い込む。戻ってインフルエンザで寝込んでいたせいで買えずにいたコンタクトレンズも購入。

夜、レッド・ツェッペリンのDVDを見る。やはり何回見てもネブワースのライヴは最高にテンション上がる。そして「エロイカより愛をこめて」が読みたくなる。

1月4日
惰眠を貪る朝。2日後に社会復帰出来る自信がない。

12年前に買ったカセットコンロの五徳の部分が壊れたので買いに行く。一番安いやつだけどちゃんとスリムタイプでマットブラックが渋い。

今度受ける取材のために過去の日記を読み返したりして"あの頃のモード"に入る作業をする。そんな状況で街を歩いたら街行く人々を見るうちになんだか悲しくなってしまった。客観的に振り返ることが出来るようになったからこそ、自分の境遇について冷静に見てしまうからだろうか。

夜は早速買ったばかりのカセットコンロを使って寄せ鍋にする。鶏もも肉に加えて冷凍していた豚肉も投入する。寒い夜にしみじみ食べる。

bloodthirsty butchers「ギタリストを殺さないで」を聴く。

1月5日
9連休もあっという間に最終日。
またしても惰眠を貪る朝。布団にくるまりながらYouTubeで古いF1の動画を見る。予定もなく、なんとも怠惰な正月休みになった。来週の今日は広島にいるのが信じられない。

レッド・ツェッペリン「永遠の詩」やDVDを見聴きする。ツェッペリンを聴くと向井秀徳氏を思い出すのはその昔「向井秀徳日記」を読んでツェッペリンに興味を持ったから。今、改めて聴くと「アキレス最後の戦い」辺りは一時のZAZEN BOYSに強い影響を与えていると分かる。

夜、リュウジさんの「無水鍋」を作る。新しいカセットコンロが使いたくてまたしても鍋になった。

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