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【日記】3月4日〜3月10日

3月4日
日常に生きる
「素晴らしいアイデア」を聴く。小西康陽氏が関わった音楽作品集。1999年から2001年にかけての作品はどれも病的なまでにアッパーなものが多い("慎吾ママのおはロック"がその好例)。
同時期にピチカート・ファイヴ「さ・え・らジャポン」を製作していることを考えると、この時期は小西さんの人生において最大の躁状態だったのかなと感じる。

3月5日
日常に生きる

3月6日
日常に生きる
毎日のように電車が遅延している。今日は行きだけでなく帰りも。

3月7日
朝から大規模な遅延。遅延のアナウンスが流れると車内は「またか…」という諦念に溢れていた。
調子の悪いプリンターを直しにNECの人が来たり、新しい冷蔵庫を運びに業者が来たりと来客の多い日。

3月8日
5日連続の遅延。
遅延に備えて普段から始業時間の1時間前には最寄駅に着くようにしているので、余程のことがない限り遅刻することはない。が、今週は毎日ギリギリの到着だった。電車通勤について多少考える。
春フェア期間中2度めの金曜日。が、穏やかな1日。夕方、用事で旧本社に行く。いつの間か旧本社の近くに高級そうな小料理屋さんが出来ていた。しかも有名なお店らしい。

ブラーのDVDを見る。シングルを全曲リリース順に演奏した"シングルスナイト"という1999年末のライヴ。当時ライヴ盤にもなった素晴らしいライヴ。だが、3曲カットされている。なぜだ。

3月9日
当初、名古屋への前乗り予定日だったのが中止になったので何もない1日。
ところが昼過ぎに数年間ほぼ音信不通となっていた友人から突然連絡が来たので、急遽新宿で会うことに。
彼女は笹口騒音氏のファンで、一時期は自分と同じように遠征をしたり、かなりの頻度でライヴに来ていた。が、ある時期から突然音信不通となっていたのだ。
音信不通の間に結婚をしたこともあり、生活に大きな変化があってライヴを見に行くことはほとんどなくなったという。
そして、当然のように笹口さんのライヴをたくさん見に行っていた頃の思い出話をする。2015年から2016年までの日々は今でも夢のような楽しいものだった、というのが共通の思い。
当時はライヴを見に行く度に新しい人と出会い、自然と仲良くなって、いつのまにかライヴハウスへ行けば必ず誰かしらに会えるようになっていた。みんなでうみのてのラストツアーを見に遠征したり、打ち上げに行って僅かな時間だけど笹口さんをまじえて飲んだり、浴衣を着て笹口騒音オーケストラのライヴを見に行ったり。とにかく楽しかった。
その思い出の中には現在カタカナでギターを弾いているタイシンくんもいる。もちろん彼がカタカナに加入する遥か昔のことだ。
密かにtwitterで近況を見かけてはいるものの、友人の中でのタイシンくんは一緒におにぎり屋さんでおにぎりを食べた、笹口さんの音楽が大好きな大学生の男の子、というあの頃の印象のまま。

そんな楽しかった記憶の隙間から溢れる、もうあの頃一緒にいたみんなとはバラバラになってしまったという現実。思い出話をしながら、どうしようもなく切ない気持ちになった。あの頃を懐かしむにはまだまだ日が浅いのだろう。

そのまま友人に連れられてJUDY AND MARYのコピーバンドイベントへ。一つのバンドが残した音楽を今でも人々が大切に聴き継いでいて、同じ思いを持つ人々の前で大好きな曲を演奏している。そこにはただ一つ"愛"だけがあった。
さて、友人と次会えるのはいつになるのだろうか。

3月10日
カタカナのライヴを見るべく名古屋へ。
往路は久しぶりの高速バス。
小さな折り畳み傘と伊丹十三の文庫本を持ってバスに乗り込んだ。
出発時には曇り空だったのが名古屋に着く頃には雨模様に。いつものようにスガキヤラーメンを食べて会場へ。どうやらdis-covered前に名古屋でスガキヤを食べるのが恒例となりつつある。

名古屋でカタカナを見るのは2回目。今回の会場はステージと客席の境目がない、フロアライヴ仕様の会場だった。PAシステムはあれど、ほぼそのままの音が聴こえるので、いつも以上に荒々しい聴こえ方で音圧がもの凄いという印象。
ライヴが始まる前から異常に盛り上がるお客さん達。ライヴが始まるとミツビシさんがお客さんをさらに煽る煽る。会場内の盛り上がりはどんどん凄まじいことになって、最後には叫びすぎて声を枯らしている人もいたくらいだった。
ベースアンプが小さめだったからかメーコさんのベースが埋もれてしまっていたのが残念だったけれど、楽しかった!

すぐさまバタバタと退出して、慌ただしく電車を乗り継ぎ予定より早く日付けが変わる頃に帰宅。お疲れ様でした!

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