【日記】2月17日〜2月23日
2月17日
朝、電車が運転見合わせと知り、いつもより早めに家を出て以前使っていた私鉄線に乗る。混雑してはいるものの、どこか穏やかな雰囲気さえ感じるこの路線がやはり好きだなと思う。
コーネリアス「ファンタズマ」を数年ぶりに聴く。
2月18日
日常に生きる
新型肺炎の影響はまだまだ続いている。生地が届かないせいで、3月になっても作れない商品があるそうだ。
オレンジ・ジュースのベストアルバムをひとしきり聴く。もちろん日本盤で。
2月19日
3月29日開催のdis-covered Vol.5タイムテーブルを発表する。果たして1ヶ月後の日本がどうなっているのか正直予想が付かない。自由にやりたいことが出来る、そんな当たり前だったはずのことが今壊されている。
YMO「ウィンターライヴ'81」を見る。20年前にDVDプレーヤーとともに購入した思い出の作品。昨年開催した自分のイベントのサブタイトルはYMOで一番好きな「CUE」という曲の歌詞から拝借したくらいにこの時期のYMOが好きである。
そういえば先日発売されたブルーレイには新しい映像や音源は追加されなかった。もう発売出来るマテリアルは残っていないのか。それともあまりにも杜撰だったというYMOの音源管理のせいで第三者にテープは渡ってしまっているのか。
2月20日
朝、火災報知器の音で目が覚める。耳栓をして寝ているから遠くから聞こえるようだった。ようやく飛び起きるも火事でないことは雰囲気で分かった。原因不明の誤作動だった。鳴り止まない不穏な警告音を聞きながら食べる食事は全く美味しくない。
会社の方と珍しく昼食会が催された。昼とは思えない程に大量の料理が出て来る贅沢なコースランチを張り付いた笑顔とともに口に運ぶ。例によって胃が痛くなった。とても美味しかったけど。
2月21日
日常に生きる
今日から朝に検温が義務付けられた。さらに不安が募る。
3連休前の金曜日。慌ただしくなる。最後の最後にトラブルが発覚して最低の気分で終わる。来週から春物フェアなので気合いを入れ直さなくては。
2月22日
夕方、テレビをつけると天皇陛下がイギリスに留学していた頃のドキュメンタリー番組をやっていて何と無く見始めたらとても面白かった。
皇族に生まれ、自分が歩む人生が全て決まっているなか、2年半だけ与えられたイギリスでの自由な日々。帰国前に「私はもう二度とこの街を自由に歩き回ることは出来ない。時間がこのまま止まってしまえば良いのに」と日記に書き記していて、それが重みのある言葉として印象に残った。
夜、that's all folksさんのライヴを見に下北沢へ。
nodamotoi時代の楽曲、ライヴではあまりやらない提供曲、さらにフリッパーズ・ギターのカヴァーまで演奏された贅沢でレアな内容のライヴ。
ソロのライヴを見るのは久しぶりだったので、りょうさんの生の歌声に耳を傾けている時はとても幸せな瞬間だなと改めて思う。
りょうさんに次お会いするのはおそらく3月29日。別れ際に「じゃあdis-coveredで!」ってりょうさんと言い合うのは今回で何度目になるのだろうか。
dis-coveredにはソロだけでなくwatasitati、都市とカンタータでも出演していただいて毎回素晴らしいライヴを見せてくれるりょうさん。今回もとても楽しみ。
色々あるけれど、3月29日には落ち着いて無事にイベントが開催出来ますように。
2月23日
マイケル・ナイマンとフライング・リザーズを交互に聴く。これらの作品に関わっているデヴィッド・カニンガムというアーティストが現在のポピュラーミュージックにもたらした功績はあまりにも大きい。もっともっと語られるべき存在だ。
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