社員が主体性を発揮する、ワンチームで取り組む新規事業は右肩上がりの成長へ-
みなさんこんにちは。
「協働」を通じて、日本に熱を生み出したい！
㈱協働日本 広報担当の山根です。
先日、協働先の沼津三菱自動車販売株式会社さまへインタビューをさせていただきました！
沼津三菱自動車販売株式会社は、1978年創業の静岡県沼津市の三菱自動車ディーラーです。三菱の新車ならびに中古車の販売をメインとし、点検や車検、そして鈑金塗装などを行っております。静岡県東部エリアを商圏として、沼津と伊東に2店舗を構えます。
そんな沼津三菱自動車販売株式会社 代表取締役の齊藤 周氏と、伴走支援を担当した協働プロの坂本 英一氏にお話を伺いました。
過去20年間、自動車業界の変革期も重なり経営的に厳しい時期が続いたといいます。自動車ディーラーとしてこのままのビジネスを続けて行くだけでは立ち行かなくなるという危機感から立ち上げた新規事業。失敗できない状況で、協働プロと共に挑戦することを決めたのだそう。
今回はお二人それぞれから、協働プロジェクトに取り組んだことによる変化や感想、今後の想いを語って頂きました。
このnoteでは、インタビューの一部をご紹介します。フルバージョンはぜひ協働日本のHPにてご覧ください！
一念発起して立ち上げた新規事業。「カーディーラーからの進化」へ議論を重ねる
協働日本代表と齊藤氏の出会いは、2022年3月の中小企業家同友会沼津支部の例会で、協働日本について講演を聞いたことがきっかけなのだそう。多様なプロフェッショナルが地方の中小企業とチームで取り組むという協働日本の伴走支援についての講演を聞いて、自分たちが求めていたものだと即断で協働を決意されました。
自動車業界の変革期と重なったこともあり、過去20年間ずっとお客様の数が減り続けていたという沼津三菱様。売上高で見ると70%も減少するという厳しい状況の中で、自動車ディーラーとしてこのままのビジネスを続けて行くだけでは立ち行かなくなるという危機感を抱いており、コロナ禍で出た経済産業省の事業再構築補助金をきっかけに、2021年に新規事業の立ち上げを決めて動き出していました。
一部補助金を活用したとは言え投資額も非常に大きく、失敗できない状況でしたので、事業の拡大に向けて確度を高めるための方策を探していた中で、講演を聞き、「プロフェッショナルの方の伴走」はまさに求めていたものだと思ったのだそう。
協働プロとして伴走支援を行なった坂本氏は、沼津三菱さんの輝かせるべき個性は何か？を常に考えていったそうです。最初はコーティング設備や施設などのハード面を強みだと見ていたのですが、社員の皆さんの接客、仕事に対する姿勢などのソフト面もすごく強い。ハード×ソフトが揃っているなど、優位に戦える個性があるなと感じて、その強みを最大化できるように意識してサポートしていました。
元々あった沼津三菱のチームの力が、協働を通じてさらに強化されていき、当事者意識を持ってスタッフが業務にあたれるようになった実感があると語る齊藤氏。
その成果は数字としても現れ始めています。新規事業としてはなかなかないことですが、売上が右肩上がりに伸びており、以前と比較すると洗車しきれないほど。うれしい悲鳴が聞こえているそうです。
信頼できる同志としての伴走が、ワクワクする未来を描いて日本を元気にする
複業人材という取り組みや働き方には、まったく馴染みがなかったという齊藤氏。協働を通じて実感したのは、持っている課題に対して人材のリソースが充分ではない地域の中小企業にとっては、複業人材の方々との取組みが大きな武器になり得るといいます。
齊藤氏は、協働プロが「御社のビジネス」と言わず、「我々のビジネス」という言葉を使い、そういった意識を持って議論をしてくださるところがとても嬉しかったと笑顔で話してくださいました。その姿勢を持っているからこそ信頼できるし、「同志」として伴走して貰えていると感じられるという嬉しいお言葉もいただきました。
坂本氏も、協働プロ全員が真剣に事業に向き合っている様子を話してくださいました。初期は沼津三菱の皆さんもプレッシャーを感じるほど、細かいところや数字にも厳しく議論を進めていたのだそう。そういった協業を通じて数字への責任感の強さや、ハイペースで仕事を考えている人がいることを知ること自体が、沼津三菱の皆さんにとっても、また協働プロ同士にとっても刺激になるのだと語ります。
おわりに：齊藤氏、坂本氏からのメッセージ
齊藤氏「これから複業人材が一般的になってくると、今回当社メンバーが感じてきたような協働プロの方々への“信頼”が非常に重要になるように思います。
「この人たちが言ってくれるから、この方向性で行こう！」と思える関係性を築けて本当によかったと思っています。社内だとどうしてもトップダウンで、社長である私の意見が通りやすい感じがあるが、協働プロの皆さんはフラットに意見を言ってくださって助けられました。こういった信頼関係・想いが広がり、事業が大きくなっていくことで日本が元気になるんじゃないかとも思えます。
皆様の信念と情熱を大切にされ、これから日本の発展のために益々のご活躍されることを心より願っております！」
坂本氏「協働を通じて沼津三菱さんの個性がどうやったら輝くかをずっと考えてきていますが、私はその最大の個性は「齊藤さんの柔軟性」「フットワークの軽さ」にあると思っています。未知の取り組みであったにも関わらず、齊藤さんが手を上げてくださったから、協働プロとして関わることができました。
経営者だからこそ自分の意見が通りがちと仰っていますが、有無を言わさず意見を通す経営者の方もいる中で、社員が主体者意識をもってできる環境も間違いなく齊藤さんのマインド・姿勢で醸成されています。経営スタイル自体が強みだと自覚して、自信を持ってこれからも続けていっていただきたいです。」
齊藤さん、坂本さん、ありがとうございました！
これからも沼津三菱自動車販売の皆さんがワンチームとして更なる進化を遂げていくことを楽しみにしています。
▼インタビュー全文はこちらから
STORY：沼津三菱自動車販売株式会社 齊藤 周氏 -社員が主体性を発揮する、ワンチームで取り組む新規事業は右肩上がりの成長へ-
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