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「私が書いた理由」共同通信・47リポーターズ

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共同通信が配信している深掘り記事「47リポーターズ」について、執筆記者が取材の経緯や記事に込めた思いを語ります。
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#更生

国を動かしたのは「報道の影響力」? 受刑者のマイナンバーカード、法務省が取得支援に転じるまで

こんにちは。高松支局の広川隆秀です。 2023年10月末、法務省が受刑者のマイナンバーカード申請・取得に関し、「便宜を図る必要はない」としていた方針を改め、必要な支援を認める通知を全国の刑務所に出しました。 受刑者とマイナンバーカード。 このテーマ、僕の個人的な興味から長らく取材してきたものでした。 そのため、今回の方針転換は受刑者が社会復帰する際の一助につながるのではないかと期待しています。   「なぜ法務省は方針を一転させたのか?」 「どうしてこの時期だったのか?」  

「教育理念は残したい」来春廃止の少年院で教官に聞きました-松山学園座談会【後編】

非行少年の中には、過去の経験から大人に対する不信感を強く持つ人も多くいます。一番身近な存在であるはずの親や家族から虐待を受けた人、学校でのイジメを経験した人、信頼していた大人から裏切られた人。 非行の背景をつぶさにみていくと、一人一人に汲むべき事情があるのも事実です。 そのような少年らにとって、少年院の教官が初めて自分を受け入れてくれた大人だったというケースも少なくありません。 法務教官はどのような思いで施設に入ってきた少年と接しているのでしょうか。教官になった経緯から、

「暗くて怖い?」密着して見えてきた少年院の温かさ-松山学園座談会(前編)

少年の更生を目的として全国に設置されている少年院は、近年廃止が相次いでいます。法務省によると、2017年末時点で52あった施設は毎年減り、2023年度は44。主な背景に人口に占める少年の比率が下がり、少年事件も減少している状況があります。 共同通信が47リポーターズで取り上げた松山学園も廃止が決まった少年院の1つ。11月9日には閉庁式も開かれました。普段なかなか入ることのできない少年院を取材し、記者は何を思ったのでしょうか。 また、松山学園は設置から今年で70年。多くの少