ハンドメイド[バッグ]

 11月は母の誕生月。
 夏に購入したミシン。まだ数回しか使っていませんが、本日から母へプレゼントするためのバッグの製作を開始しました。

 生地を裁断する前に水通しといって、形になってから洗濯しても縮んだり型崩れしないために、水に濡らす工程がある事を知ったり、接着芯といって生地に張りを持たせるため、裏側に張り付ける白地の布状の物があることを知ったり…
 普段と違うことに集中すると、途端に分からないことばかりで、その事が意外に楽しい

 分からないから考える。
 使用した手芸ブックには作り方が分からない時に電話で教えてくれるサポートもあり、そこに電話して相談してみたり。それでもよく分からないのですが、実際、生地を広げて作業に取り掛かると、電話口の方が言っていた意味が判明したりして、小さな達成感を積み重ねて、今日の目標のところまで仕上げる事が出来ました。

 慣れ仕事ではない分、ひたすら丁寧に一つ一つの作業を確認しながら仕上げていきますが、“丁寧”ってすごく良くて、新鮮で…懐かしい。

 ビジネスという意味での仕事というと、どうしてもスピード勝負になってしまっていました。『早く、丁寧に』とはいうものの、常に表面的な効率を考えて、優先順位をつけて、余分と判断した工程を省いてしまったりしてしまいます。

 でも、ハンドメイドとなると自分のプライドというか、こだわりというか、贈る相手への思いもプラスして、時間をかけても丁寧に、丁寧に

 その感覚が、なんとなく懐かしく『大切なことってこういう事だよなぁ…』と、ふと心があったかくなるような体験を、今日しました。
 大人になると大抵の作業・行動が出来る様になっていて、時間をかけて丁寧に作業したのは久しぶりのような気がします。昔はノートに字を書く事ですら、丁寧にじっくり、ゆっくり書いていたのに。
 丁寧な作業を積み重ねた時間は充実していて、時間の過ごし方、そのものが丁寧に過ごせたという満足感もあります。

 丁寧な時間の過ごし方。

 ハンドメイドを通して、“丁寧”の大切さに再度、気が付いた一日でした。

 できあがりましたら皆さんにも披露させていただきますね!

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