キョー子

日々のもやもやを言葉にしたい

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これまでに特に影響を受けたコンテンツ。 記録用。随時更新。 【音楽】 ・椎名林檎 ・Perfume ・Awich ・坂本龍一 【本】 ・太宰治 ・ミヒャエルエンデ ・シートン動物記 ・ガンバの大冒険 ・ドンデリーロ 【漫画】 ・マスターキートン ・セクシーボイスアンドロボ ・ブルージャイアント ・きのう何食べた? ・椎名軽穂 ・種村有菜(フルムーン、神風ジャンヌ) 【映画】 ・ジェイソンボーン ・かぐや姫 ・風の谷のナウシカ ・海がきこえる ・君の名は。 【アニメー

    • 【映画レビュー】ナミビアの砂漠

      映画『ナミビアの砂漠』が巷で「すごい」と話題になっているので、観てきた。 特に趣味も目標もなく、都内の脱毛サロンで働き、“優しい“彼氏に身の回りの世話をしてもらいながら、繰り返しの毎日をぼんやりと生きている主人公のカナにとって、 日々のあらゆる出来事は退屈で、空虚で、決して満たされることがない。 自分の人生に本気になれず、自分の人生をどこか他人事のように感じてしまう、 そういうタイプの人にとっての人生の「リアル」が、カナの表情や仕草に表象されている。これを可能にしているカ

      • 【ブックレビュー】東京都同情塔

        芥川賞受賞作『東京都同情塔』を読んだ。 「カタカナをデザインした人とは酒が飲めない」というほどカタカナに対して抵抗感を持つ建築家の牧名沙羅。 建築物はコンセプトやイメージがあるだけではダメで、「現実に」存在する物質として建立されなければならない。 一方で、カタカナ言葉は、その言葉のもつイメージが曖昧で、現実に即して都合よく解釈することがてきる。 その曖昧さが牧名は受け付けられない。 浮浪者=ホームレス、育児放棄=ネグレクト、少数者=マイノリティなど。(さらに小説の中の「日

        • 行きつけのBARで

          昨日は久々に、昔通っていた行きつけのBARに飲みに行った。 薄暗い店内に、お客さんはカウンターに2組。 そのうち1組は、仕事帰りの会社の先輩と後輩と思われるサラリーマン2人組だった。 最初はよくある会社の人間関係やちょっとした愚痴を話していたのだが 途中から、最近作った料理や、食べて美味しかったものの話へ。 その2人はとてもグルメで、近頃はローストビーフや、アンチョビを手作りしたそうで、それについて相槌を打ち合い、なんとも言えない温かい空気が流れていた。 その会話をつい横

          青天を衝け・感想

          流行に遅れてNHKの大河ドラマ「青天を衝け」を一気に観た。 2021年2月〜12月まで放送されていたドラマで、放送終了後に周囲やインターネットで絶賛する人が多かったので、そんなに言うなら観てみるか、という感じで見始め、気づいたらどハマりしていた。 ドラマを見る前、「渋沢栄一」という人物について私が知っていることといえば、「日本経済の父と言われている人」「『論語と算盤』を書いた人(正確には書いたのは栄一ではなく彼の弟子たちだが)」という程度のものであった。 そんな私からす

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