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「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない
新年2冊目の本は、これです。
『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』
著:三宅香帆
僕のブログ記事の書き方
note.com で映画の感想文を書いたり、本の感想文を書いたり、その日の天気について書いたり、気まぐれにスナップ写真を撮って散歩記事に載せたりするようになって、1年と2か月くらいでしょうか。
書きたいものを、書きたいだけ、一気に書く。
書きたいものが3行だけなら3行で終わらせるし、徹夜して7000文字を一気に埋める事もある。
……これが、今の僕のやり方です。
この方法が自分にとって一番気持ち良いし、僕の性に合っていると思っています。
記事の長さに関する制限の無い所が、ブログの良さですね。
言うまでもない事ですが、記事の文字数と対象の良し悪しは関係ありません。
映画の感想記事に関して言えば、良い映画だから記事の文字数が多いとか、詰まらない映画だから文字数が少ない訳ではありません。
詰まらな過ぎて悪口ばかり7000文字になってしまう可能性もあるでしょうし、逆に、あまりにも素晴らしい映画ゆえに、
「最高の映画だ、黙って今すぐ映画館へ行け」
と書く以外に言葉が見つからない……なんて事も有り得る。
それはそれで率直な気持ちなのだから、1行で終わらせても良いのだと、僕は思います。
映画を観て、その感想記事を note.com に公開するまでの僕の手順は、
映画館で映画を観る。
家に帰ってネット検索して、Filmarks、Youtube、ブログなどに投稿された感想記事を読む(観る)。時間は決めずに飽きるまで読む。だいたい1時間くらいで飽きる場合が多い。
おもむろに note.com の編集画面を開いて、一気に自分の感想を書く。書き終わるまで可能な限り中断せずに続ける(トイレ休憩と栄養補給休憩は有ります)
書く事が無くなったら、その時点で完成。3行の場合もあれば7000文字の場合もある。
さらっと読みなおし、誤字を見つけたら修正し、軽めに推敲して、記事を公開。
寝る。
翌日以降、ちょいちょい読み直し・誤字修正・推敲を繰り返す。新たに思い付いた事を記事に追加する場合もある。
このやり方で特に不便を感じた事は無いですし、何より気持ち良さがありますので、当面はスタイルを変えなくても良いかなと思っています。
今一番読まれている文章指南書
話は変わりますが、年末年始になると「現代の世相」「時代の気分」といったトピックに興味が湧きます。
今の若い人たちの気持ちって、どの辺にあるのかな? なんて事にも興味が及びます。
そんな折、アマゾンのレコメンドを眺めていたら、
『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』
というタイトルが目に留まりました。
売れ筋ランキングの欄に表示されていますし、ベストセラーというタグも付いています。
そうか……「若い人の活字離れ」なんて言われて久しいけど、考えてみたら Twitter にしろ Filmarks にしろブログにしろ、みんな文字ベースのコミュニケーション・ツールだよな。
動画配信サービスの Youtube でさえ、その多くは音声(≒文章)による解説だし、コメント欄は文字ベースだ。
今の若い人も、文章によって自分の気持ちを表現したいと思っている。
当然、そのための指南書も必要だろう。
なんか興味が出てきたので、読んでみました。
僕が普段やっている事の真逆が指南されていて、驚きました。
スタイルは色々ですね。
みんなちがって、みんないい。
人それぞれで良い、という大前提の上で、僕が気になった点を1つだけ書きます。
具体的に言うと、「SNSやインターネットで自分の推しについての感想を見るのは、自分の感想を書き終わってから!!」。
……と書かれているのですが、僕の場合は逆かな、と。
例えば、映画の感想記事を書くとき、僕の場合、書き始める前に ネット上で他人の感想を検索しまくります。
「へええ、この人はこんな感想なのかぁ」とか、
「ここに関しては賛成できないなぁ」とか、
「なるほど、そういう見方もあったのか、勉強になる」とか、
色々な人の意見を読むのって、結構楽しいです。
この楽しさの度合いは、自分の感想を書く前と後で、少し変わります。
自分の感想を書く前に他人の感想を読んだ方が、楽しい。
自分の感想を書き上げた後に他人の感想を読むと、楽しさが少し減退するように感じます。
理由は分かりません。
それと、他人に影響されるのは必ずしも悪い事じゃない。
「あのシーン・あのカットには、そういう意味があったのか」って気づかされるのも、他人の感想を読む醍醐味だと思います。
自分の意見が変わるのって、面白い体験ですよね。
「なるほど!」と言って膝をポンッと叩く、あの感じが好きです。
一種の「アハ体験」と言いましょうか。
「あ、いま俺、意見が180度変わろうとしている! 面白れぇ!」
っていうのも、他人の意見を読む楽しみの1つでしょう。