『ぼくのお日さま』『シン・仮面ライダー』|2024:映画の記録 vol.66
(前回はこちら)
はじめまして、京です。
今年最後だからと、少し攻めたものを書いてみることにした。(『シン・仮面ライダー』ファンの方はブラウザバック推奨ですm(__)m)
さっそく今日も1日↓
『ぼくのお日さま』
"圧倒的映像美の一作"
とにかく映像、とくに光の使い方が素晴らしい。
実写の作品にアニメみたいと言うと若干抵抗はあるが、それぐらい現実離れした儚い映像体験だった。
ただ単に映像が綺麗と言うだけでなく、その映像の儚さが作品の人間関係ともリンクしていて良かった。ポスターだけだと、もっと心温まる映画かなと思ったら、意外と息苦しさともどかしさを感じる作品でそれが上手に表れていたと思う。映像作品における光(影)の重要性を再確認できた。
あとは主題歌。
ハンバートハンバートの映画と同名タイトルの楽曲。映画館で聴いたとき、作品にぴったりな歌詞と音楽にはこんな表現の可能性があるのかと感動した。完璧な主題歌だと思っていたら、楽曲の方がインスパイア元だったらしい。
『シン・仮面ライダー』
(言葉出てます、苦手な方はブラウザバック推奨m(__)m)
"全然シンじゃない一作"
過去作を現代の技術で再現(と言えば聞こえは良いが焼き回し)するのが、シン=新しい仮面ライダー作品に求められてることなのかと思う。(もちろん、"シン"には色んな意味があると思うが、改めて観たシン・ゴジラがしっかり"新"していたからなおさら気になった)
そうやって小ネタや原作再現に注力するあまり、肝心の戦闘が全体的にのっぺりとしている印象でもったいない。
それと最悪なのが、サソリオーグ戦。
シン・ゴジラでも見えた英語の発音良い系キャラクターも苦手だし、明らかにサプライズ(もしくは豪華な役者さんの無駄つがいアピール?)のためだけに撮られたこのシーンが本当に苦手。
あとは戦闘のCG。
序盤のクモオーグ戦はカッコよかったと思うけど、あれがピーク。とくにハチオーグ戦と第2バッタオーグ戦はひどかった。20年近く前のPS3のゲームのCGの方が良いんじゃないかなと思える。
こうしてCGの話を出すと、細かいシーン(ショッカー隊員の身長とか)の例示されている方を見かけるんだけど、それは違うぞ。パーツパーツだけが美麗な福笑いをイケメンや美人というのかと言いたくなる。
さらに言うなら、この作品を今の子供たちが見て仮面ライダーカッコいい!!と思えると思ったのかがシンプルに疑問。(大人向けと言えば聞こえは良いけど、当時初代を観て憧れた監督世代が、今の子達に同じような憧れを抱かせるのが、リブート作品の肝な気がする。)
良いところを書くとすれば、2号と一文字隼人を取り巻くストーリーは分かりやすくカッコよくて好きだった。ラストの第2+1号もカッコいい。
『べびわる』のかえでで池松壮亮さんが気になって(改めても含め)視聴した2作。その演技の幅広さとストイックさには驚かされる。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
53日目、3本目。
いったん、大晦日前半戦終了。
「何も分かってないやん小童」と作品の魅力を教えてくれたりすると凄く嬉しいです。