『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』|2025:映画の記録 vol.9
(前回はこちら)
はじめまして、京です。
今日はnoteをはじめてから3ヶ月(投稿とはラグがあるけど)。昨日はちょうど100本目の記事だったみたいで、メモリアルが重なり嬉しい。
さっそく今日も1日↓
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
"ヒーロー映画の禁忌に触れた一作"
「犠牲者」
それは、ヒーローが持つ強大な力とその輝かしい活躍の裏に必ず存在した、コラテラルダメージとも呼ばれる犠牲。まさしくヒーロー映画の光と影、その影の部分を描いた作品。
もちろんヒーロ映画としても面白い。ヒーロー対ヒーロー、誰しもが夢見た子供心をくすぐられる設定が最高。しかしそこにこれまでのストーリーが伴うことで、その争いが悲劇的に感じられるのが良い。
そうして2人が対立関係になったことで、最悪を避けるためにお互いに歩み寄る道を探し、キャップとトニーの距離がより親密に感じられるシーンが多くて良い。
トニーが、なぜ1人の死(もちろん、その裏にある沢山の死)をきっかけに、あそこまでソコヴィア協定に賛成なのか疑問だったけど、ウルトロンを誕生させてしまったことへの贖罪もあるのかな。
さらにキャップの作品はアクションが最高。
『ジョン・ウィック』や『べびわる』そうだけど、結局スピード感のあるスタイリッシュな肉弾戦が好きなんだなって思う。
しかもそこにヒーローたちの超人性が垣間見れる、CGなどの技術によるアクションが良いアクセントになってる。序盤のキャップにバッキー、そしてブラックパンサーの三つ巴の戦い、疾走感溢れるダッシュやバイクアクションが最高にカッコいい。
ただ唯一の難点は、キャップの3作目と言うには、あまりにもMCUにおいての重要性に重きを置いてる作品。
キャプテン・アメリカのシリーズとしてだけでも、シャロンやジモ、そして最新作にも繋がっていくであろうロスとキャプテン・アメリカの因縁。トニーとキャップの対立、そしてアベンジャーズの分裂。さらにアントマンの合流、ブラックパンサー・スパイダーマンの登場、ワンダとヴィジョンの関係など後の作品につながるものが沢山。
それが最高に楽しい(空港での戦いなんて最高にテンションぶち上がる)だけに、キャップ(スティーブ・ロジャース)の3部作のラストとしてはもったいない気もする。
でも、ペギーとの関係にもバッキーとの関係には決着をつけてるし、難しいところ。まぁ、キャップの結末に関しては後のアベンジャーズで、これまでもって良いエンディングが待ってるわけやし、これでいいのかもな。
この作品を見終わって、RDJとクリエヴァのドーナツ・シビル・ウォーを見ると和む。後ろのエリザベス・オルセンがキュートすぎる。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
69日目