『新米記者トロッ子』『かくしごと』|2024:映画の記録 vol.47
(前回はこちら)
はじめまして、京です。
昨日『クレイブン・ザ・ハンター』を見に、なんばへ訪れた際に、愛して止まない大戸屋がスカイオに出来るとの情報を発見。この日一番の収穫になりました。
さっそく今日も1日↓
『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』
"痛快エンタメ青春劇な一作"
ベタといえばベタなんだけど、タイミング次第ではこのベタは王道へと変化するんだと思った。伸びのある火の玉ストレートは、シンプルに楽しめた。
(いい意味で)裏切りのないテンポの良い展開は、キャラクターに割く時間が増え、短い上映時間のなかで、どのキャラクターも好きになれる。
それゆえに1点気になるのが、序盤はともかく主人公のトロッ子より、(多少の贔屓目があるかもだけど)部長のかさねを気にかける瞬間が多いのがもったいないところ。
『かくしごと』
"どうしてタイトルを変えたんだの一作"
時折生じる映画(映像)化に伴うタイトル変更。今回、原作小説のタイトルは『嘘』。Xにあった変更の理由を読むとなんとなく分からないでもないが、主人公の仕事が絵本を"描く仕事"だということもあり、若干ノイズにはなっているような気がした。
そんなタイトルの通り、それぞれのかくしごとによってその関係性が成り立っている作品だった。
そんな中で、終盤の3人で粘土をこねているシーンが、3人ともその表現に嘘偽りがないように思え、直後の悲劇的な展開も含め一番印象的だった。
上半期観た色んな作品と重なる部分が多く、順番さえ違えば、もっと感情的になれた気がする作品。これに関しては本当に順番の妙な気もするし、私のキャパ不足な気もする。
ある意味、隠蔽の2作か。
どっちもちょっとだけ隠しきれていないのだが、衝撃の展開だけを追うのが作品じゃないしな。その分、キャラクターや別のことに頭を使えて良かった。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
50日目、2本目。