『朽ちないサクラ』『ディア・ファミリー』|2024:映画の記録 vol.33

(前回はこちら)
はじめまして、京です。
昨日の『相席食堂』あまり神回すぎた。
コロナ禍に出会い、たくさん笑わせてもらった番組に、泣かされる日が来るとは。

さっそく今日も1日↓


『朽ちないサクラ』

"追及していく一作"

親友の死の真相を追及していく主人公・サクラ。
真相に近づく度に、ちらつく公権力の存在が作品全体の緊張感を高めていた。

なかでもよかったのがサクラの上司の2人。
どちらも協力関係にあるはずなのに、何かを隠しているような雰囲気がさらに緊張の糸が途切れることなく楽しめた。2人を演じた豊原功補さん・安田顕さんの演技も良かった。

終盤、なかなかに飛躍した展開で驚いた。
(団体名こそ伏せるが)彼らが起こした事件によるトラウマは今も続くものだと思うので、震災の表現に注意書きのテロップが必要ならと、その配慮の線引きは難しいものだと思った。


『ディア・ファミリー』

"追究していく一作"

まさしく「事実は小説より…」
町工場の社長だった父が、娘のために医療の世界に身を投じ、世界で多くの人を救うなんて誰が想像できるのだろう。

諦めない心の大切さを実感する。
主人公のそんな並々ならない諦めない心に、家族はもちろん周囲の人間が、その心に感化されるように彼を支える。そんな人たちから感じる多くの「愛」に、きっと胸を打たれない人などはずがない。

クライマックス、ラストシーン、エンディング。
それぞれが主人公にとって、ハッピーエンドか否かで語れないのが、この作品の実話に基づいているからこそのポイントだと思った。


誰かのために諦めない2作なのかな
負と正、それぞれ二極的なエネルギーではあるけど、そんな感じがする。ランダムに選ばれた2作品にもちろん答えなんてないのだけど。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
40日目
なんとなく先週、思い入れの強い作品が多かったこともあり、とくに『ルックバック』の記事を書いてからは、少し燃え尽き気味。
適度に気楽に。

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