『侍タイムスリッパー』+池袋シネマ・ロサ|2024:映画の記録 vol.56

(前回はこちら)
はじめまして、京です。
お待たせしました、お待たせし過ぎたのかもしれません。(もうさすがに、やってるやついないか)
…それはさておき、本日はこの下半期、映画界隈を最も賑わせた作品と映画館。

さっそく今日も1日↓


『侍タイムスリッパー』

"こういうの!こういうの!!の一作"

こういう作品に出会うために映画館(とくにミニシアター)に来てるんだと思えた作品。いやぁ、あまりにも良すぎた。

まさしく全てが王道。
設定も展開もギャグなど作品の全てのまっすぐさが、作品ないしはキャラクターたちが好きになれるために作用していて、作品の早いうちからどのキャラクターの喜怒哀楽を気にかける事ができる。

そのなかで、1つ王道から外れているのだとしたら、時代劇だ。現代ではやや下火になり馴染みが薄くなっている時代劇という選択の変化球。だからこそ、それが爆発したんだと思う。

ラストの殺陣も見応え抜群で、実際は真剣のはずがないのにそう見えるほどの没入感。コメディとの緩急もいい演出になってる。

かつて"新時代の劇"として映画界を盛り上げてきた時代劇を、現代に蘇らせることでその隆盛を、作品内のみならず現実でも見れるのは、なんとも形容しがたいものがある。

そして何よりも驚いたのは、上映後に自然と拍手が起きたこと。まさか、舞台挨拶があるわけでもない通常の上映回で、拍手が起こるなんて夢にも思わなかったから、映画館に訪れる素晴らしさを再実感。

年配の方が多かったからなのか、映画という娯楽に対する素直なリアクションは、とても新鮮で素敵だと思った。


◆ 池袋シネマ・ロサ

『カメ止め』『ベビわる』『侍タイ』
近年の映画界を賑わせる新星は常にこの映画館ともにあり。まさしく聖地。この映画館だけには足を向けて寝れるはずがない。

グッズがここでしか買えないものなどがあったり、一際空気感のあるロビーの装飾も、上映前・上映後も作品を楽しむ空間として、あまりにも最高。

スクリーンも、昭和レトロが香る劇場って感じで、懐かしさと温かみを感じられてたまらない。かなりサイズも大きいので、私はC〜Eあたりに座ることが多いのだけど、後ろの方はどうなんだろう。

一味違う映画体験のできる映画館。


書きたくてずっとウズウズしてた1作+1館。
年明けはぜひとも『タイムマシンガール』には行きたいところ。

↑日付を見ていただければ分かるはず。まだ当時、2,3館しかやっていなかったときのチケット。いやだからこそ、これは紙チケット欲しかった!!

最後まで読んでいただきありがとうございます!
52日目、5本目。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集