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5年後に退職する新卒サラリーマン【第三章】 (3)
第一章 <激動の就活編> は、こちらから。
第二章 <戸惑いの新入社員研修編> は、こちらから。
そのとき、安斎は思い出した。あの新入社員研修の最後の、人事部のアンケートのことを。
2カ月間の研修が終わる少し前、新入社員全員に配られた、一斉アンケートの用紙。その最後には、こう書かれていた。
「もし将来、機会があれば、転職をしたいと思いますか?」
こんなことを全員に答えさせて、いったい何の意味があるというのだろう? と、不思議に思いつつ、安斎は、「はい」に〇をつけた。
それが、本音だったから。
当時の安斎は、まさに、「反骨精神の塊」のような男だった。
その行動が、彼の首を絞めていることに、彼自身は気が付いていなかった。
読者の皆様、本当に申し訳ございません。
この5月から「第三章」が始まり、はや第3話。
第1話と第2話を、なぜか、ほとんど金玉の話で終えてしまいました。
金玉トークです。
これでは、まるで金玉小説です。
作者の私にも、何が起こっているのか、よく分からないのです。酒の飲みすぎなのかもしれません。
今朝も、もうすぐ3歳になる娘に、「何をやってるのよ?」と怒られました。
何をやってるって……
ただ、朝起きただけなのに、です。
さて、急展開を見せる「第三章」。
このままだと、もはや、このお話が「5年後に退職する新卒サラリーマン」なのか、「5秒後に浮気するチャラ澤」なのかも分かりません。
すでに第3話だというのに、新入社員・安斎とチャラ澤の2人は、まだ広島に着いただけで、これといって何もしていません。
そろそろ、2人を職場に配属させたいと思います。
頂戴したチップで「餃子とビール」を購入させていただき、今後の執筆活動に役立てたいと思います。安斎に一杯おごりたい方は、ぜひチップをお願いいたします。