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<第185回> 外資系の文化に、ついていけません...。
こんにちは、安斎響市です。
今日いただいた質問は、下記のようなものです。
安斎さんのnoteと書籍を参考に、20代後半で大手外資系メーカーに転職した者です。その節は大変お世話になりました。入社半年の今、悩んでいることがあります。入社当初は優しかった上司に、今は事あるごとにダメ出しをされ続けています。
上司からは、中途で期待していたレベルに達していないから危機感を持つよう言われています。とはいえ若いから今後キャッチアップできると思う、しかし数年は結構な苦労と努力が必要。そのため、元にいた業界に戻ると言う選択もあるかもしれない、と言う話もちらっとされました。
私は「今チャンスをいただけてることだけありがたいので、頑張ります」と答えてしまいましたが、実際には何をしても上司に詰められ、改善できるよう知恵を振り絞り、耐え忍ぶ毎日を過ごしており、心身ともに悲鳴をあげています。身近に外資系勤務の人がいないため相談もできず、耐えてはいるものの、どうしたらいいんだろう…とは思っています。
安斎さんのご経験から、何かアドバイスをいただけないでしょうか。
※この週刊連載「安斎響市の転職相談室」(毎週土曜日更新)は、マシュマロというツールで募集した匿名の質問に対して、安斎響市が、徹底的に真面目に答えていくという企画です。
転職活動の心構えやテクニック、面接や企業選びの具体的な対策方法などについて、毎週1問、このnote記事で徹底解説していきます。
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今日は、日系企業 ⇒ 外資系企業に転職後、職場の文化・働き方に馴染めずに苦労している… という相談内容ですね。
やっぱり、日系と外資系では働き方はかなり違います。
それは、ただ単純に「外資系は厳しい世界」みたいなミーハーな話ではなく、「そもそもの思考回路が異なる」と考えておいた方が良いです。このギャップに苦しむ人は、実際に多いです。
私の知人にも、日系老舗メーカー ⇒ 外資系メーカーに転職後、たったの半年程度でメンタルを病んで休職してしまった人がいます。
気軽な気持ちで「キャリアアップだ! 年収アップだ!」と外資系に行くと、痛い目に遭うこともあるということです。
今日はこの、外資系と日系の働き方の違いと転職後の心得について、書いていきます。
上司の「優しさ」を認識した方が良い
今日の質問文には、このように書いてありました。
” 入社当初は優しかった上司に、今は事あるごとにダメ出しをされ続けています。”
「入社当初は優しい」のは、ある意味で当たり前です。いかに厳しい企業文化の会社でも、採用試験の時点で圧迫面接のようなことをやったり、入社初日から丸投げで無理難題を押し付けたりすれば、あっという間に人が去って行って事業が回らなくなります。
たまに、入社前から「ウチの会社は厳しいので覚悟してほしい」と言い切っている会社、「入社してすぐにクビになる人も実際にいるから結果にコミットしてほしい」と脅すような会社もあります。
こういうところは、たいていがガチのブラック企業ですが、シビアな労働環境であることを隠さずにきちんと伝えてくれるだけ、まだマシなのかもしれません。
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頂戴したチップで「餃子とビール」を購入させていただき、今後の執筆活動に役立てたいと思います。安斎に一杯おごりたい方は、ぜひチップをお願いいたします。