また中日歌壇に掲載されました

 自作の短歌が、中日新聞の中日歌壇に掲載されました。ありがとうございます。

カメラ持ち思い出辿る通学路狭く感じる記憶の構図は

中日歌壇 島田修三 選

【評】
現在と子ども時代の記憶のズレを歌って頷かせる。


2000年に流行った色ペン取り出して試しに書く字は大人の私

中日歌壇 小島ゆかり 選

【評】
流行したころに買った色ペン。過ぎ去った歳月を新鮮に表現した。


 島田先生にも小島先生にも選んでもらえた。

 カメラ持ち……の短歌は少し添削されたようで、「記憶の構図」が「記憶の構図は」に変更されていた。普段、添削してもらう機会が全くないので、とても勉強になる。確かに、「記憶の構図」で止めるよりも「は」を付けた方が言葉に余韻ができて良い気がする。
 2000年に……の短歌では、「過ぎ去った歳月を新鮮に表現した」との評をいただいた。前回、「華やいだ植物園の隅に咲くこの雑草の茎はまっすぐ」という短歌でも「下の句の発見が新鮮である」といった旨の評だったので、私の発想は割と独特なのかもしれない。

 自分だけでは気付くことができなかった発見があった。そして何より、こうして新聞に掲載してもらえることが励みになる。今後の糧にしていきたい。