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#聞いたよ20歳 vol.56 アセアンそよかぜさんへ


聞いてよ20歳!


20歳に伝えたい文章を1000字以上で投稿するコンテスト。応募作品に対しての感想を投稿する、それが聞いたよ20歳!です。



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56.20歳の祝


アセアンそよかぜさんは、20歳の主人公・大樹が、父親とともにお酒を飲み交わす物語を投稿してくださいました。物語はもちろん、登場人物の人柄もあたたかくてほっこりしました。

アセアンそよかぜさんは毎年東南アジアに行っているそうで、東南アジアについての小説や紀行文をnoteで投稿されているそうです。

コンテストに応募されたこちらの作品にも「ラオス」のことが書かれていて、ラオス南部のメコン川最大の滝「コーンパペンの滝」を紹介されていてとても興味深く読ませていただきました。アセアンそよかぜさんだからこそ書ける物語だと感心しました。



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「父さん、ラオスはどんな国だったの?」
「ああ、日本と比べるとまだまだ未開の国だ。父さんもいろんな拠点に行っているが、その中でもまだ発展が遅れている方の国だと思うな。現地の奴らは、それでも中国からの資本が入ってきているから、ずいぶん発展しているとか言ってたが」

主人公・大樹が父へ質問をし、父さんがしっかりと答えます。2人が話している場所もスナックっていうのが、ある意味父さんの優しさが現れていて素敵です。

たとえ分からなくても、父さんの話を懸命に聞く大樹の真面目さは、将来父さんのような人柄になりそうな気がしました。

「あ、そうそうラオスにいる間、一度南の方に行ったんだ。パクセーという町だったが、そこで中々見応えのある滝を見て来たぞ。」

ここで、コーンパペンの滝の写真が載せられています。

アセアンそよかぜさんの作品で初めてコーンパペンの滝のことを知ったのですが、ナイアガラの滝のような大きくて川幅が広い滝が東南アジアにあるなんてビックリしました。

と同時に、世界のことはまったく知らないんだと実感します。世界は広いので、すべてを知り尽くすことは難しいですが、やはり世界を広く知っている人生のほうが自分の中にある興味を刺激し、より豊かな生活を送れるのではないでしょうか。



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「ああ、気にするな。つまりお金の心配はするなということだ。社会人になったら、そう簡単に長期で自由に休めないからな。20歳という若いときに頑張らないと後で後悔するぞ

息子思いの父さんは大樹に「投資だ」と旅を勧めています。なんてステキな大人なのでしょうか。そして、この父さんこそが、アセアンそよかぜさんのなりたい人なのかなと想像しました。

私は大学生になったことがないので、確かに長期で休んで自由に旅に行く機会が少ないですが、大学生じゃなくても旅は大いにオススメしますし、可能です。

三連休以上の大型連休はもちろん、一泊二日でも旅行によく行きます。コンパクトな旅行でもかなり刺激があります。


あらためて、旅をするってなんでしょうか。

なぜ自分の中にある興味を刺激しなければ、豊かな生活を送れないのでしょうか。

ネットで幾らでも手に入る時代を生きている世代に、なぜ旅が必要なのでしょうか。

私なりの答えですが、知識の視点を増やすために旅に出るのだと思います。

画面という情報には奥行きがありません。ですが「生で見るもの」にはスケール感、空気感、質感、匂い、音量、質量、色味、味覚など、情報を吸収する視点の量が膨大で、自分なりに整理して手に入れることができます。

そういった吸収力が、自分の人格はもちろん、創作などのアウトプットに磨きがかかるのです。アセアンそよかぜさんも、東南アジアに旅に出て、小説という形でアウトプットしていますよね。

磨いていく技術は断然若い頃に行なったほうが、のちのちの人生を大きく揺らしていくのだろうと思います。

旅についてしっかり考えてみました。このような機会を設けてくださったアセアンそよかぜさんには感謝です。(まあ自分が勝手に言っただけですがw)

私も旅が好きです。これからも旅を続けていきます。アセアンそよかぜさんからまた東南アジアについて教えていただきたいですね。



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