ライブハウス支援グッズを作って
つくるのは、たのしい。
ライブハウス支援グッズの中のひとつであるTシャツの「ロゴ」を制作して、私は改めて感じました。
だれかのためにつくるのは、たのしい。
自分のクリエイティブの力を信じてグッズ制作に携わらせていただけたこと。私にもできることがあるんだと、デザインを学んできて、デザイナーとして働いてきて本当に良かったと思えた瞬間でもありました。
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私はライブハウスが大好きです。
好きなバンドのライブを見に行くうちに、ライブハウスに足を運ぶ瞬間や、着いたときの空気感、そして誰かとお酒を呑みながらワイワイする時間、すべて含めて「ライブハウス」が大好きになりました。
ですがみなさんご存知の通り、新型コロナウイルスの影響でライブハウスは大きな被害を受けています。イベントの中止が相次ぎ、収入を得られないことはもちろん、偏見による風評被害もぼちぼちと見られました。
いろんな意見を見るたびに、ライブハウスのファンとして、やるせない気持ちでいっぱいでした。そんな思いも、noteでたくさん書いてきました。
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そんな3月のある日のこと。大好きなライブハウスのひとつである「クレイジーママセカンドルーム」から、「ライブハウス支援グッズとして売るTシャツのロゴを作ってほしい!」と連絡が届きました。
ワクワクした私はもちろん承諾しました。
ロゴを作ることはもちろん、こんな私にでもライブハウスの力になれるのだと、とてもワクワクしたのです。
仕事の合間を縫って制作して、最終的に完成したロゴはこちらです。
はじめは『CM2』と略したシンプルなロゴも制作していたのですが、ライブハウスらしいにぎやかなタイポグラフィを表現した、こちらのロゴも制作しました。
『CRAZY MAMA 2ND room』すべての表記を使い、遊び心のある4種類のフォントを組み合わせました。
基本的に、ロゴタイプにたくさんのフォントを組み合わせるのは難易度が高く、1・2種類が無難です。しかし、フォントの『形』や『コントラスト』を意識しながらバランスをとり、仕上げていきました。
そしてこちらのロゴが「ママツーポップロゴTシャツ」として販売していただいたのです。
想像以上に反響をいただき、様々な方がTwitterやインスタにアップされていました。
「買ったよ!」ってLINEで報告してくれる友達や、直接ライブハウスに着て来てくれた友達もいたりなど、私のつくったものが、いろんな方に届いたことを実感しました。本当に嬉しかったです。
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そしてこのロゴを制作後、なんと「クレイジーママセカンドルーム」と、岡山市北区平和町に所在する居酒屋「焼き鳥一番」のコラボ支援グッズも制作させていただきました。
『ICHIBAN MAMA2』とビールが描かれたメインロゴを制作し、Tシャツとクージーのグッズ展開をしました。
Tシャツの背中には、岡山を中心に活動しているバンドのロゴが並んでいます。クージーはロゴをメインに鮮やかな2色を採用し、ライブハウスに持っていきたくなるようなポップさを出しました。
さらにSNS告知画像や、購入した方限定の『未来イベントチケット』のデザインも制作させていただきました。
購入していただい方々はもちろん、声をかけていただいたクレイジーママセカンドルームにも感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!