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きゃらをの世界

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過去に書いたショートショートです。当時は1500円とか 結構イイ値段でだしました。 全部まとめました。
シュールな笑が欲しい人には向いているかと思います。
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2021年3月の記事一覧

ジャックが豆の木・・・

『何急に呼び出して?』 『てかお前の家のその蔓は何?』 『どこまで伸びてんのそれ?』 俺はジャックに問いただしたんだよね 話を聞けば、昨日牝牛を売りに行く途中で へんなやつに絡まれて 牛と不思議な豆とを交換したらしい 「母さんにめっちゃ怒られたよ」 そりゃ怒るよね。お前いくつか!? そこそこ俺達、高学年だよね 物々交換にしてももう少し 等価交換できたはずなんだよな。 とはいえ・・・ 「でも本当に不思議な豆の種だった」 『うん。現実がそれを物語る』 だって蔓が伸びて

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裸の王様と間違えた大臣

私の名はきゃらを この王国で大臣をしている 大臣として執政をしており 同時に馬鹿な王様が道を踏み外さないよに 嗜める仕事が殆どかな それなりに領地もあるけども 先祖代々良くしていただいているので 王様にたてつくなんてことは考えない けども、何不自由なく育ち 狂乱がすぎる馬鹿な王様だから世話は焼く。 出仕とか本当は止めてもらって 自分の領地でのんびりしたいのだけど そうもいかず、城で執政をしている そんなある日 不思議な洋服の仕立て屋がいて その衣服は素晴らしいと物凄い評

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本当は怖い白雪姫

俺の名はきゃらを 森で猟師をいている 要するに獣を追って暮らしている この日もいつものように狩をしていた すると見かけない猟師がいる それなりに縄張りというものがあるが それでも仲間の知り合いかもしれない 下手に注意をすることもない 何より腕がよければ 別にライバルがいようが獲物には困らない だが気にはなる 遠巻きに見ていると イノシシを一発でしとめる その腕は惚れるな 格好をつけた言い方をすれば 俺たちは言葉ではない その腕が言葉なんだよ 腕前を披露されてしまえば

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もう一つのシンデレラ

概要 ガラスの靴を履いて社交界に現れた女性が忽然と姿を消した、馬鹿な王子はそのガラスの靴がぴったり合う人を探したが、まさか女性ではなく、とある男の足にしてしまったジャストフィットしてしまった。 タイトル『もう一つのシンデレラ』 俺は村でキャベツを栽培していた 小さな村だけどそこそこ仲間達とくらし 幸せだった。 王侯貴族達に搾取はされていたが それでも命を取られることもない そんなある日、村に王子直属の憲兵隊が やってきたんだ。 なんでもガラスの靴をもってきて それがピ

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