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「夢」を見た

こんにちは、きゃはりんです。米国大4年生の中間、冬休み期間です。

わけあって、1週間ほどマンハッタンに滞在してるのですが、

ある日の午後突然、「ルソーの『夢』を見たい!」と思い、すぐさまオンラインチケットを購入して、MoMAへ。

モームの「月と六ペンス」を読んでいたら、数か月前に読んだ、原田マハの「楽園のカンヴァス」を思い出したのか?突発的な衝動でした。

着いたら5階に直行し、展示室を入ったらすぐに、目当ての作品を見つけました。

アンリ・ルソー「夢」

この絵、けっこう大きい。作品から 70 cm くらいのところに立って鑑賞できるのですが、そうすると、絵の1/4くらいしか視界に入ってきません。

遠くから眺めると、黄色い鳥、青い鳥、サル3匹、ジャガー(?)2頭、象、ヘビ、ヘビ使い、そして女性(ヤドウィガ)が見えます。

1分くらい経つまで、ヘビがいるの気付かなかった(右下)。

近くの子どもが、「ママ、バナナ!」と言っていたので、どこ~?と思って探したら、確かに右上にありました。

空は明るいのに、ほぼ満月。とすると、夕暮れ時か明け方でしょうか。いや、もしかしてこれ、太陽か?

そしてヤドウィガは、結構人工物のソファーに座っているのに、周りの景色からあまり浮いているようには見えない。不思議。

作品にギリギリまで近寄ると、ルソーの筆のタッチが見て取れます。

私が特に見入ってしまったのは、右下の草。ルソーの絵はあまり奥行きがないというか、ペタッとした感じですが、右下の草って実際紙みたいに薄いじゃないですか?

だからとってもリアルに見えます。

おまけに、上の方は光を浴びで艶光りしていて、下の方は暗い。本当に触れられそうだと思いました。

一番右の花(ピンク色)をよく見ると、後ろの植物の葉が透けて見えます。

花びらの向こうに、葉っぱが透けて見える

はは~ん、草を描いた後に花を描いたんだな!とちょっと嬉しくなる笑。

というかこの象、ちょっと変じゃないか?

この象、ちょっと変?

牙、どこから生えてるの?口の中から歯みたいに生えてる?あれ??

作品を鑑賞しながら、あんなことこんなこと考えるのって楽しいな。

ここに書いたようなことは、きっと専門家の間では議論しつくされていることなのだろうけど、気が向くまでは「なんでだろう」のままにしておいてもいいかな、と思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。









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