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【税金が給料になる話】

『そうですね。
ホントに馬鹿みたいな話ですね、言われてみれば、、、
でも、やっぱり真剣に生きてるヒト達っていうのは、馬鹿みたいに映るんですよ』

あなたは違うんですか?

『違いますよ。一緒にしないでほしいです。
私は全然、、、
そうですね、近くにいたからこそ、その違いをつくづく感じてましたよ。
憧れ、みたいな想いかも、しれませんね。
自分はそうは生きられない、でも、それを支えるコトなら、できる。
そんな思い上がりがあったんでしょうね』

あったんでしょうね?

『えぇ、その当時は、思い上がりではなく、そう信じてたんですね。
今思えば、恥ずかしいですけど、社長のコトを支えられるのは、私しかいない、みたいな勝手な想いがあったんですよ。
先生、なんて呼ばれて、悦に入ってなんですね。
だから、余裕のような、ちょっと引いていられたんですよね。
それが間違いだったんです。
自分を甘やかしていましたし、社長も甘やかせてしまっていた。
それは反省してますし、後悔がありますね』

間違い、だったんですね?

『ですから、甘やかしてはいけなかったのかもしれません。
もっと厳しく、一般的な厳しさではなくて、そうですね、、、
うーん、、、』

理解を促す、ですかね?

『理解、、、
そういう視点もありますね。
周りのコトを見てないわけではないんです。
見た上で、それを無視する、というか、受け容れない。
だから、周りをもっと理解させて、、、それができるのか、できたのか、分かりませんが、私の場所からなら、何とか促す、ですかね。それができた可能性は否めません』

できない、は言わないんですか、今も?

『言いませんね。
それ、誰から聞いたんですか?』

、、、秘密です。

『秘密、、、
まぁ、イイです。隠してもないし、本心です。
例えば、税務署の職員が、できません、て言いますよね。
あれ、腹が立ちません?』

うーん、あんまり税務署の職員との交流がないので、、、

『私、実は、元・税理士なんですよ。
もう、その資格も返上しましたし、そんなの要らないんですよ、ほんとうは』

ほんとうは要らない?

『えぇ、そんなモノは要らないんです。
知識は資格じゃないし、資格は働かない。働くのはヒトで、知識もヒトにある。資格が視覚を遮る。ほんとうのコトが見れなくなる。だから、要らない』

、、、そうなんですね。

『話を戻しますね。
そうですね、じゃあ、図書館員でもイイです。
公務員や公的な場所の職員がよく、規則にないので、できません、と、平気で言うんです。
勿論、それは公務員だけでもありません。
コールセンターとか、お客さま相談室とか、皆、平気で言いますよね。
あれ、やっぱり、おかしいんですよ』

どう、おかしいんですか?

『だって、ルールは変えられるんです。
特に、公務員や公的な職員の場合、彼ら、彼女らの給料は、私たちが払ってるんです』

払ってますか?

『税金を私たちが払います。そこから、公務員の給料が払われます。
つまり、私たちが払ってるんです』

間接的に、というコトですね?

『そうですね、間接的に、です。
だから、公務員は、簡単に私たちに向かって、できません、とは言ってはいけない、という仕組みです。
実際に、公務員それぞれに与えられた権限では、どうにもならないんですけど、それはこちら側の問題ではなく、そちら側、すなわち、国や自治体の問題です』

ちょっと分かりにくいですね。

『分かりにくい、、、
そうですね。しまった。
やっぱり私も、おかしな人間に交わっていたので、その分かりにくさに鈍感になってしまったようですね。
でも、そうですね、、、
あの二人とは、私は絶対に、違います。
それは、そうですね、、、
パナマ運河の幅ぐらいに、離れています』

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