仏教社会福祉論入門編③
・仏教社会福祉の実践基盤
生活問題の解決、改善に向けて援助したり支えたりする時、最も問われるのは問題を担った人をどう捉えるか、どう観るかということである。
私たちは生きて行く上でとかくいろいろな付加価値を求めてしまいがちだが誰もが持っている「いのち」は人間として平等であるはずなのにそれがいつの間にか差別の対象となる現実の中に私たちは生きている。社会福祉はこうした差別を受け、いのちと暮らしを虐げられた人々の生活と生命守る分野。そして社会のなかでも困難を抱えながら一生懸命生きようとしてる人が再び生きる力を取り戻すことができるよう、直接あるいは間接に社会的な援助をする。
仏教社会福祉はその実践基盤に「にんけとはなにか」「いのちをどうとらえるか」という根源的な問への答えを持っている。それが仏教生命観であり仏教的人間観でさる。
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