見出し画像

育児日記 vol.1 - 自分似の子が欲しい/荒ぶる我が家の大天使/あな恐ろしや、原始反射


自分似の子が欲しい

先日産んだ息子が、ようやく念願叶って私に似ている子な気がしている。娘がそりゃあもう私に似てなくて。似てないって言うか私の要素どこ?レベルの外見でして。

私の母は言いました。
「ほら!後頭部があなたに似てる!」

母よ、それはもうどこも似てないと言っているようなもんです。

別に似てなくたってスーパーウルトラミラクルかわいいんだけど、10ヶ月お腹で命を育んだのも、壮絶な思いをして産んだのも私なのに、フェアじゃない!

じゃあ夫に似ているかって言われると、そうでもないような…?と私も夫も思っていたのだけど、会う人会う人に、夫にそっくりだね!と言われる娘。
友人も、夫の会社の同僚も、商店街ですれ違った知らないおばちゃんにまで。

「旦那さんの顔見たことないけど、旦那さん似だね!」と言われたこともある。

友よ、それは私に全く似てないと言っているようなもんです。

で、息子は暫定私似なもんで喜んでおります。似てても似てなくても愛しさは変わらないけど、私だって「目はお母さん似だねー」みたいな会話がしたい。後頭部じゃなくて。

とはいえ息子も生まれたばかり。まだまだどうなるかわからないけど。


荒ぶる我が家の大天使

「魔の2歳、悪魔の3歳、天使の4歳」なんて言葉があるけれど、我が娘は特に魔のフェーズも悪魔のフェーズもなく、おそらく俗に言う育てやすい子だった。そんな娘でも4歳から育児が格段に楽になり、天使の4歳とはこのことか…!と思った。

そして5歳になると、天使は大天使に昇格した。話が通じる!ほとんど自分でできる!ついにここまで来た…とガッツポーズした。

なんて喜んだのも束の間、大天使に試練が訪れた。赤ちゃんの誕生である。5年もの間、両親の注目を一心に集め、地軸が如く我が家という星の中心に君臨し全てをぶん回していた娘。ここに来て突然もう一つ地軸が出現するなんて。この変化は娘に大きなストレスを与えているように思う。

2歳の時に妹が誕生した友人の子は、「赤ちゃん、捨ててきて!」と叫んだそうだ。2歳なら本能のままにそう言うことができるし、ストレスをそのまま爆発させることができる。それしかやり方を知らないしね。でも5歳はたとえ思っていても言えない。それは良くない、と知ってしまっているから。

ありがたいことに娘は、自分が感じているストレスを赤ちゃんである弟本人には一切ぶつけず、とても慈しんでくれている。

だけれどもストレスは確かにそこに存在していて、行き場をなくしたそれは全く違う場面で爆発し始めた。負の感情メーターがガバガバになり、今までなら話し合えていたり、感情を御せていた場面でも、激昂し号泣するようになった。

大天使、御乱心である。

赤ちゃん誕生後もしばらくは娘最優先でいこう、と夫と話し合っていたけれど、以前と全く同じレベルのケアはどうしても難しい。

家族がまた新しいフェーズに入り、成長の機会を得たと捉えて頑張るしかない。娘に伝える「大好き」を増やしている我が家です。


あな恐ろしや、原始反射

息子の動きがとてつもなく激しい。これは彼の意思によるものではなく、原始反射と呼ばれる無意識に筋肉が動く現象によるもの。

ハッ、ハッ、と息を切らしながら手足を空に突き上げる様は、さながらトレーニング中のボクサーのようである。

この激しい動きは、今に始まった事ではない。なにせ彼は胎児のころから、日々パンチとキックを繰り出しては私を困らせていたのだ。痛いのよこれが。ただ今となっては一番害を被っているのは息子本人である。うとうとと眠りに落ちそうなときに、ビクッと手や足が動き、びっくりして泣く。動いた手が顔や耳に当たり、指の爪で引っ掻いて痛くて泣く。可哀想すぎ。

こんなことが一日に何度も起こるので、おくるみと手袋が必需品になった。息子を寝かせるときは、必ずおくるみでミノムシのようにぐるぐる巻きにする。勝手気ままに動く手足に、息子を起こされないようにするためだ。まあ8割くらいの確率で脱出される(腕が出てくる)のだけれど。どんだけ激しいの。

夜はスワドルというおくるみの服バージョンを着せて寝かせている。これは絶対に脱出されない。退院時に病院がプレゼントしてくれたもので、こんなに愛用するなんて思いもしていなかった。感謝してもしきれない。
手袋も入院中に病院がくれたもので、起きている間は常に着用している。袖の先が手袋になっているタイプの服も活躍中。このお陰で息子と私の生傷は最低限で済んでいる…!(私も腕をいっぱい引っ掻かれた)

娘のときはおくるみも手袋も使わなかったので、ほんと育児って十人十色なのね、と実感中。原始反射っていつまで続くんだろうなあ。






いいなと思ったら応援しよう!

かやこ|アメリカ暮らし
サポートいただけたら嬉しいです♡ いただいたサポートは、書籍購入、もしくは仕事と育児の合間の癒しタイムに使わせていただきます…!

この記事が参加している募集