小説 空を見上げれば(上)49
こんばんは。小説家の藪田建治です。
今日は行きつけの喫茶店も行き、映画館にドラえもんの映画を見てきました。ドラえもんの映画、良い作品でしたよ。あまり大人になって見られる方も少ないかと思いますが、良ければ見て下さい。今の時代にピッタリなメッセージが残されていると思います。皆さんはこの3連休いかが過ごされていましたか?
さて小説をアップします。
「どうしたんだ、最近元気がないように見えるが、なにか問題でも抱えているのか?」
「いえ、大したことではありませんので。お気遣いありがとうございます。」
家庭の問題を職場に持ち込む訳にはいかない。仕事場の人間には個人の家庭状況など関係のないこと。
「それなら良いんだが、お子さんのことで問題が起きることもあるだろうから、うちの息子も学校で揉め事を起こしたりして大変なんだ。どうしてこう親の気持ちを分かってくれないものか。」
「部長の家庭もなにかと問題があるのですか?」
「そりゃあるよ。長男は学校でよく喧嘩をするし、次男は逆にいじめに遭って不登校になった。でもいくら心配していてもなるようにしかならないから。だからあまり無理に干渉せず、それぞれに精一杯自分自身と向き合わせている。将来このことが何かに役立つかもしれないし。」
どの家庭にもそれぞれに悩みはありますよね。大なり小なり。人数はそれぞれで変わりますが、人が生きているのだから悩みが出ますよね。
子供は子供の世界で悩みを抱えながらも、それを乗り越えようとしている。それぞれの時代で悩みを抱えながら生きていくのでしょうけど、一生そうやって生きていくのですね。
悩みが何もない中で生きるのも寂しいですから。
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