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話が上手くなるには○○から先に言う

こんにちは。
小説家として活動している藪田建治です。

今日はVoicyやYoutubeなどで活躍されているファッションインフルエンサー、ファッションYoutuberのMBさんのVoicyでの放送を取り上げたいと思います。

最初に書いておきますが、源流はこのMBさんの放送なので1番学べるのはこの放送を聞くことだと思います。
3チャプター目からが本題なので、そこからでも聞いてみて下さい。
すごく分かりやすく本質が見えてくるのでオススメです。


1 話を上手くになるには結論を先に

話が上手い人と下手な人は特徴は何か?それは結論から先に言うか、過程から長々と話すかの違いだと思います。

上手い人は結論から話すことが多いのじゃないかと思います。
例えば実践的に言えばこうです。
「○○君、今月の売上のノルマは達成出来そう?」
「はい出来ると思います。なぜなら既存顧客の売上が今月全体の7割を見込めています。これに加えて新規顧客の売上が現時点でもうすでに全体の2割に達しています。まだ月の半分残っていることを考えれば達成は十分に可能だと踏んでいます。」

これでもツッコミは出そうですけど、先に結論から述べてその後になぜならとその根拠を述べています。
聞いた人はまず出来るかどうかを知りたがっているので、まずそこはクリアされていますよね。
そこからなんで達成出来るのかを具体的に話していくことで、相手も当然理解しやすいし、そこに対しての判断もしやすくなると思います。


2 話が下手な人は前提を先に言う

話が下手な人は前提や過程を先に言う事が多いと思います。そしてその後結論をうやむやにして過程でどれだけ頑張ってきたか、どれだけ苦労してきたかを述べ始めると思います。
さっきの例を元にすれば例えばこうです。

「○○君、今月の売上のノルマは達成出来そう?」
「いや今月はですね、既存顧客にはこういうDMを送ったり、フェアも他店に比べて違いを作ろうとこういう努力をしています例えば○○だとか。それでですね、そこだけではなく新規顧客を獲得する為にチラシを作りまして、デザインは分かり易いように目玉商品を用いてですね。それで目玉商品はというと・・・。」
みたいな感じではないでしょうか。
この内容のように相手が知りたい達成可能かどうかは言っていないし、次第に目標達成するための行動から、目玉商品とかデザインだとかあらぬ方向に話が進んでいます。

これでは相手からすればやきもきすると思いませんか?
自分の聞きたいことには一切触れずに、違う方向に話を進められても・・。
自分は結果がどうなのかを知りたいだけです。その過程のことは後にして下さいとなりますよね。
それに聞きたい情報がまず入っていないと相手はその過程の話をされても、話全然入ってこないと思います。

3 客観的には結果が大事、主観的には過程が大事

相手からすれば結果が知りたいわけですよね。この仕事のことなら特に結果が知りたいわけですから、まずそこを何よりも先に聞きたい。過程はその後で良いという風になります。

でも本人としてはここまで自分がやってきたことを分かって欲しい、認めて欲しいということはないでしょうか。
自分がその目標を達成するためにこれだけ努力してきた、これだけ仕込んできたという努力を認めて欲しいわけです。これは誰でもそうだと思います。

MBさんが仰っていたように、相手が望むことをまず提示してあげる。まず結論から出してあげるというのは優しさです。
もちろん何度も書くように自分の気持ちを分かって欲しいという気持ちはものすごく分かります。僕もそうです。
でも相手目線で考えるなら、先に求めている結論を出すというのは優しさだと思います。

4 話が下手な人代表である僕の考え

先に書きましたが、下手な人は先に過程が入ります。その理由は自分を認めて欲しいから。これはすでに書きました。
それではその根底には何があるか。
それは自分への自信の無さではないでしょうか。

例えば例に挙げた売上のノルマのことにすると、自分の結果に対する自信がない。だから過程を認めて欲しいということになりませんか?
これだけ努力してきたんだ、これだけいろいろ行動してきたんだ、だから結果が伴わなくても許してねと。言葉にしなくても心の奥底にはこの気持ちがないでしょうか。
僕は若い頃特に結果が出なかったのでこう思っていました。
まさしく今書いた通りです。
でも相手が求めているのは結果なんです。その過程で改善の余地はあったとしてもまず結論が欲しい。
自信がない時も出来る限りこれを意識してみて下さい。

ただ繰り返しになりますけど、MBさんの放送は本当に分かりやすく、すんなり理解出来ます。1度聞いてみて下さい。


5 ショートストーリー

「僕と付き合って下さい。」
僕の気持ちは伝えたが、相手はもぞもぞとしている。どっちなんだ。
付き合ってくれるのか、それともダメなのか。
「あのー、ずっと一緒にいて楽しいこともあったし、一緒にご飯も食べて美味しかったよね、遊びにも行ってさ」
「うんそうだね。それで?」
「それで、私としては人としてはすごく良い人だと思っているし、優しいし頼りにもなるんだけど。」

あーこれはダメなんだな。僕はフラれたんだ。
「そっか、分かった。今までありがとう。」
「ううん、こちらこそありがとう。すごく楽しかった。」

今回もダメだったけど彼女がその気じゃないなら仕方ない。僕の気持ちも考えてくれてうやむやにしようとしてくれたんだ。
でももうちょっとどうなのかを聞きたかったな。

「俺の気持ちも考えてくれたんだね。」
「そんなそんな。でもごめんね、希望に応えられなくて。」
「まあ悔しいのは正直あるけど、無理矢理合わせてもらうのも違うから。」

その後無言の時間がずっと続いた。
彼女も気まずそうに時折時計をチラッと見ている。
僕もどこか最後の時間だと思って離れられない。

こうなることに決まっていたのかな。
「今までありがとうな。もう時間も遅いから帰ろうか。遅くまで付き合わせてごめんね。」
「ううん。でも絶対私より良い人と付き合えると思うから。それだけははっきり言える。自分に自信を持ってね。そしたら未来で希望が叶うと思う。」

彼女の目は真剣だった。
自分が応えられなかった気持ちと僕への彼女なりの精一杯の配慮なんだな。
ありがとう。

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