心を壊していく会社
こんにちは。
小説家として活動している藪田建治と言います。
よく会社でミスが起きた時に誰(Who)というのとなぜそうした(Why)、この2つを徹底的に取り上げられる会社って心を壊していく場所なのではないかと最近よく思います。
誰と言うのは犯人探しとも言えます。
そのミスを起こした犯人を探して、特定出来た時にその人を皆で責め立てる。
この時その責め立てる側の人は相手を奈落の底に落としているので、気分的には気持ちの良いように感じてしまう。
でも本当にそれは気持ちの良いことなんでしょうか?
次に犯人となってしまった時、他の人に責め立てられることはもちろんですが、下手するとこれまでの経緯から恨みを抱かれているかもしれない。
その結果余計に非難されることも考えられる。
次になぜそうしたという問いです。
これも誰のところと同じで相手を責め立てているのですよね。
なぜそうしたと聞かれて、その人の感情はまず守りに入るのではないでしょうか?
僕はもう何十回何百回と自分が被害に遭ってきました。
そのどれもに共通するのがまず自分を守りたいという心理です。心を閉ざしてしまうのですね。そして周り全体が自分の敵に思えてくる。
なぜそうしたと聞かれてもすんなり回答出来ることはなかった。
それよりもどうやったら少しでもこの状況が早く終わるか、まずそこを考えていた。情けない話ですけど。
そしてミスをすることが恐くなり、ミスをしてしまったら隠そうとするんですね。
この2つから誰となぜということよりも大事なことがあると思います。
どうやったらよくなるか(How)、この方が未来に繋がると思いませんか。
ミスをしたら相手には、リカバリー出来る為に一緒になって考えて、その上でどうやったら次にもっとよくなるか、こうすると相手も心を開いて考えも前向きになるのではないでしょうか?
もちろんミスをした時は誰だってへこむでしょうし、これが全て上手くいくとは思いませんが、少なくとも相手を責め立てる状況よりももっと建設的になる。
その場の空気も良くなると思うんです。ミスをしてもすぐに報告に行ける。ミスをしてもそこからリカバリーとどうしたらよくなるのかと周り全体の空気がなれば、風通しもよくなると思います。
この記事を読んで下さった方の会社の雰囲気はどうですか?
相手を責めることよりも一緒に考えられる人間になりたいものですね。
この記事を長短編小説にした投稿もしようと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
藪田建治でした。