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【時間管理②】予定を詰めるリスクを知っておく
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
前回のnoteで、「自分は上手く時間が使えていない(感情コントロールが苦手)」って自己診断をしたんですけど、
例えば1日のスケジュールを隙間なくキッチリ決めても、時間通りに事が進まないことはよくあります。
しかも自由に時間を決めていいとしても、さらに余裕を持ってスケジューリングしても、その通り進まないのです。
なぜなのか?
ある研究に、『大きな予定を組み込むと、生産性が激しく低下する』というものがあるのだそう。
■元論文
https://academic.oup.com/jcr/article-abstract/45/5/1085/4996321
実験は3段階で行われていて、
実験①
198人を2グループに分けて、それぞれに「1時間後に予定がある」[1時間後に予定がない]と伝え、実際の体感時間はどれくらいだったかヒアリング。
【結果】
「1時間後に予定がある」と伝えられたグループは「1時間が40分くらいに感じた」と回答。
対して「1時間後に予定がない」と伝えられたグループは「1時間が50分くらいに感じた」と回答。
【考察】
「用事がある」と認識すると、私たちは「時間を短く感じる」
実験②
200人を「実験後に予定がある」と「暇なグループ」に分け、その上で、「30分で2.5ドルもらえる仕事」と「45で5ドルもらえる仕事」を選んでもらう。
【結果】
「1時間後に予定がある」と伝えられたグループは「30分で2.5ドルもらえる仕事」を選ぶ率が高かった。
【考察】
「予定がある」と認識すると、合理的判断ができなくなる
実験③
158人を「5分後に別の仕事がある」と「5分暇な時間がある」と伝えたグループに分け、簡単な作業を行ってもらう。
【結果】
「暇な時間がある」グループは平均2.38件のタスクができた。
「5分後に別の仕事がある」グループは1.86件のタスクしかできなかった。
【考察】
時間的余裕がなくなると、生産性が低下する
このことから研究者は、「私たちはすぐあとに予定があると認識すると「何もする余裕がない」と時間を短く錯覚し、合理的判断力と生産性が低下してしまう」
と話しています。
また、「予定が詰まってしまうときはどうすべきか?」という疑問に対して、
■散らばった予定をなるべくまとめる
→予定に邪魔されない時間帯を作ることで、「予定」に対するモチベーションも上がる
■タスクに本当に必要な時間を確認する
→ヒトは必要な時間を多く見積もる傾向が強い。そのため余計に時間がかかる(生産性が下がる)
としています。
時間の使い方として、①やりたいタスクにかかる(かける)時間を正確にしておくことと、②タスクはまとまった時間で終わらせてしまうのが有用そうです。
勉強ごとでも予め時間を確定させてその中で生産性や効率を上げるほうが集中して実行できるかもですね(o・ω・o)予定の立て方として覚えておきます。
ここから先は
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