青い太平洋のパートナー(PBP)とは?
知らない間にサラッと、「青い太平洋のパートナー(PBP)」なる枠組みが設立されていたので、ここに簡単にまとめておく。
青い太平洋のパートナー(PBP)とは
日本、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの五カ国からなるパートナーシップの枠組みである。
なにをするかというと、太平洋島嶼国からなる太平洋諸島フォーラムに対する支援が主要な目的のようだ。つまり、太平洋の小さい国々の支援を強化します、と。
賢明なる読者は既にお気づきだろうと思うが、これも米中新冷戦の新たな枠組みの1つである。
現在世界は、あらゆる階層でアメリカを中心とした自由民主主義連合(青組)と、中国を中心とした権威主義連合(赤組)の陣取り合戦が起きている。太平洋の小さな国々においても同様である。
中国が影響力を増しつつあり太平洋の小さな国々に、西側がより強い影響力を行使しようという動きの一環だ。いわば、米中新冷戦の南太平洋予選における青組の反撃である。
IPEFもそうだし、AUKUSもそうだし、この地域の覇権を取り戻すために、アメリカは本気のようだ。
ファイブアイズの布石にならないか?
そして、この面子を見て期待するのが、日本のファイブ・アイズへの加入である。
ファイブ・アイズとは、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダのアングロサクソン系五カ国からなる機密情報取り扱いのネットワークである。
ほとんど面子一緒だよね!?
まだまだクリアしないといけない課題はたくさんあるが、この動きが日本のファイブ・アイズ加入への橋頭堡となることを願っている。
(画像は写真ACから引用しています)
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