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今の時期の日ロ経済協議はありや、なしや!?
当ブログでは、日々、素人目線で世界のニュースを分析している。最近では特に、ロシア-ウクライナ関係について「重大懸念を持ちながら注視」している(岸田首相のマネw)
そんな中、ちょっと面白い記事が続けて見られたので、まとめてみる。
日ロ経済協議はありや、なしや!?高市氏 VS 福田氏
ロシアとウクライナが一触即発の昨今、日本はG7諸国と連携してロシアに対する経済制裁を検討している。
そんな流れの中、林芳正外務大臣が、日ロ経済協議の会合に参加したという報道が出た。
林大臣のこの行動に対する私個人の見解はさておき、自民党の高市政調会長と福田総務会長が異なる見解を発表している。
面白い・・・政調会長VS総務会長!
ちなみに、高市さんは「世界がこんな大変なときに渦中のロシアと仲良くお話するなんて外交センスないわね!」
福田さんは「いやいや、どんな時期にも外交チャンネルを閉ざさないのが重要だよ」
という感じ。
さて、みなさんはどちら派だろうか??
ちなみに当の林さんは「いや・・・だってもともと予定の会合だったし・・・」だそうである。
そして岸田さんは「重大な懸念を持って注視している」。はいはい、もう何なん?
やはり外交では安定の安倍氏か・・・?
一方で、安倍元首相はこんなコメントを出していると報道があった。
「日本も先進7カ国(G7)の一員として、なんとか平和裏に解決するために努力を重ねていかなければならない」
「紛争や衝突の当事国が、国連安全保障理事会の常任理事国の場合は、残念ながら国連は機能を発揮できない」
「緊張が高まっている地域、海域を見るにつけ、日本はさらにこれから防衛努力を強化し、日米同盟をさらに緊密な関係に発展させながら強化していくことが求められている」
当記事は、ちょうど北京オリンピックのカーリングを見ながら記載しているがw、まさに絶妙な位置にストーンを置きに行くかのごとく、安倍氏の発言は巧妙に計算されていると思った。
・平和を望むが、日本はあくまでG7側である。
・今の国連には問題点がある。
・日本も強くならないといけない。
弱すぎず、強すぎない、絶妙なコメント。このあたりの外交的バランス感覚を持つ政治家は、残念ながら他にいないのではないだろうか、今のところ。
ちなみに、私は別に安倍信者でも安倍支持者でもない。もちろん自民党支持者でもない。単に世界情勢を分析しながら、株式投資や先物投資での儲けの種が転がっていないか探しているだけの立場である。けれども(あくまで趣味の範囲で)世界情勢を分析している身としても、もっとも世界の中での日本の立ち位置を良く理解しているコメントだと感じた。
安倍さんを軽く超える政治家の登場を、心から望む。
(画像は写真ACから引用しています)