wiper
休日の朝に飼い犬と散歩
シャワー
朝食排泄洗濯排泄
昼食
までは良かった
空白
空白
この文字と文字の間
自由
と言われても
何で埋める?
食べるを選ぶ
過食
過食
嗚呼またやってしまった
昼過ぎ
罪悪感
血糖値上がって
眠くなって
横になって
すぐに意識遠のいて
もしかしてその為にやってる?
(小さいころ
顔色をうかがっていたことを思い出して
嗚呼って
力が
抜けてしまう)
起きたら
また
やってしまった
って
言うんだろう
言えよ
言えよ
それで?
何が良くなる
何にもならんとか泣き言ゆってんなよ
自由時間を埋められないのは昔
とかうるせぇよ
隷属するんか
ちげぇだろうよ
運命を変えろ
消費の波にのみ込まれるな
掴まった流木
砂浜にたどり着いたら
それでオールを作って行け
打ち負かされてもやめない
食う寝る出すの消費じゃない
つくる書く立ち上がる進むやめないこと
つくる書く立ち上がる進むやめないこと
やめないこと
自己封殺する感情
鳴りを潜めた衝動
激情
の躍動
誰かの為も重要
されども自分を殺すのはやめよう
静かな朗読の方が良かったと言われても絶叫
が必要な時だってあるよ
自分の為に叫ぶことを恐れない
つまり誰かを傷つける可能性を請け負って進むこと
俺の人生
消費と空白
虚無には耐えられない
変われない
としたって止まれない
従わない
言葉にすることを
やめられない
息継ぎのように綴る続ける生の進行
信仰
の対象
形容
出来ずともあげようその声
空白も自由も埋めない
つくることをやめない
道も行き先も結末もつくる
つくることをやめない
大波にさらわれた後にもやめない諦めない
浜辺でまた立ち上がる
その時に手を付く
自らの掌の跡を見つめる間もなく
また向かってく
ぬぐってもぬぐっても
良くならない視界
容赦のない
それでもやるしかない
雨風が吹きつける
wiperは続ける
決められたスピード
その役割を
ぬぐってもぬぐっても
良くならない視界
容赦のない
それでもやるしかない
wiperは続ける
wiperは続ける