日記で毎日自分の成長を確かめる
何か目標に向かいたいというとき、現状を確認して、Gapを意識し、そこに向かって道筋を敷き、そして行動をします。
PDCA(Plan→Do→Check→Action)とよく言いますが、計画を立てて実行をしてその結果がどうだったかを見て、そしてあらためて行動をするというプロセスが大事ですよね。
※PDCAについては、検索できるためここでは割愛します。
Checkをするにあたって、数字の目標が立てられるものはわかりやすいですよね。例えば、800mを何分で走ろうとか、ベンチプレスが何kg、、とか。その日その日で目標を立てて、それを達成したかどうかの記録も簡単です。
大事なのは、数字として事実を確認した上で、うまくいったかいかなかったかの要因をどのように解釈するかです。今日は「ベンチプレス50kgをあげよう」という目標を立てていたのに対し、45kgまでしかあげられなかった時、その要因をどのように振り返るか。逆に50kgを達成したり、55kgまで上げられた場合どのように振り返るか。ここで振り返る際の仮説の筋がいいかどうかで成長スピードが大きく変わってきます。
例えば45kgしか上がらなかった場合、それは睡眠不足や体調などのコンディションの問題なのか、力の入れ方なのか、フォームなのか、アップなのか、その日は一緒にやってくれる人がいないなどの周囲の環境なのか。フォームであれば具体的に構えの姿勢なのか、持ち上げ方なのか、など。
こういった要因の仮説が大事です。いくらか考えられる要因をあげておくのです。そして、次にまたやる時に、過去に要因としてあげていたものを意識して取り組みます。
そして、逆に55kgあがったなど、うまくいった場合も同様です。うまくいったら嬉しいですよね。その時に嬉しいな〜ってそのまま要因を振り返らずにいるといずれ何がポイントだったかも忘れてしまって身につきません。過去にあげていた仮説していたポイントのうち、特にどれを意識したからこそうまくいったのか、これを抑えるんです。これが検証です。
ここまでをまとめると、このような思考になります。
「Aをやった結果、Bという成果を得た。この要因はC、D、Eであるため、次回はF、G、Hを試してみる。」→「F、G、Hを試してみた結果、Iという成果を得た。この要因は…」
このような仮説と検証を積み重ねていくと成長になることがわかりますよね。千里の道も一歩からですね。これを続けると、仮説の筋もおのずとよくなります。
さて、上記はまだわかりやすい例です。なぜならこれは目標に数字があるからです。
一方で数字がないものというものもたくさんありますよね。例えば、「○○先輩ともっと気持ちよくコミュニケーション取れるようになる」など。社会人だとそういった類のものの方が多いように思います。「今日のプレゼンを成功させる」とか。
しかしこれらも基本的には考え方は数字がある場合と同一で良いです。大事なのは「成功の定義」、「成功失敗要因の仮説」、「検証」なので、数値がないにせよ、自分なりに「できた・できない」が解釈できている状態であれば良いのです。
これを実行に移すために、私の場合は毎日日記を書いています。
その日の目標はなんだったか、振り返ってうまくいったかどうか、その要因は何と仮説するか、以前仮説していたことの検証結果は今どうかなどの気づきを書いています。あまり長すぎると日記を毎日書くモチベーションに影響するので、1日に1つのトピックでいいんです。時間にすると1日ほんの10分思考を巡らせる時間を取るか取らないか、程度。それだけでも1年で365個成長できるわけだから。もちろん、このほかに学びや気づきがあれば綴れば良いと思います。部活であれば練習ノートのようなものでもいいと思います。
1日1日の振り返りって、大人になるほどさぼりがちなように思います。1日に対する価値の考え方が変わってくるんですかね。(苦笑)
1日10分のこととはいえ、毎日のことなので、なかなか続けるのって大変です。でもきちんとやれれば、確実な成長をするだけでなく、日々、自分が前に進んでいることを感じられて自分のモチベーションになります。
やるときのコツとしては、うっかり1日やり忘れちゃっても、気にしすぎないことですね。心の負担になりすぎない程度に。「あ、昨日忘れてた!今日やろ」で全然いいです。
ここまで書いてきたこと、要するに「日々の振り返りをやりましょう」ということですけど、すごく誰でも言うような正論ですよね。でもそれをやるかやらないかなんです。
10,000m今から走ってこいってわけではないです。毎日10分、これだけでライバルに差をつけられるとしたら、、、どうですか?実行してみましょう!
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